ゼロからはじめる女性学――ジェンダーで読むライフワーク論

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ゼロからはじめる女性学――ジェンダーで読むライフワーク論

  • 著者名:天童睦子【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 世界思想社(2023/10発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784790717850

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内容説明

読んだら、霧が晴れる――女性学・ジェンダー論・フェミニズムの重要ポイントをおさえたい人のためのガイドブック。足元の性支配や性差別について、文化や制度、歴史、データを見ながら考える。キーワード解説・ブックガイド・索引付き。

目次

まえがき
序 章 女性学で読み解くライフとワーク
1 女性学的想像力でひらく未来社会
2 ライフワークを読み解く鍵
3 女性の生き方はどう変わったか
4 よりよく生きるために──グローバル・ローカルな視点
第1章 越境するフェミニズム
1 フェミニズムの歴史と展開
2 第二波フェミニズム──ジェンダー、女性学の誕生
3 第三の潮流──フェミニズムの多様性
第2章 働くこととジェンダー
1 女性の活躍とワーク・ライフ・バランス
2 ジェンダー化された労働
3 生活時間の国際比較
4 働き方とジェンダー平等──ジェンダー格差を超えて
第3章 性と身体の自己決定
1 再生産とフェミニズム
2 日本の妊娠・出産をめぐる政策変容
3 リプロダクティブ・ヘルス/ライツと性的自己決定権
4 少子化対策はだれのためか
第4章 子育てはどう変わったか
1 育児戦略で読み解く家族と子育て
2 子育ての社会史──江戸から明治・大正期へ
3 近代家族と子ども中心主義──高度経済成長期以降の子育て
第5章 教育・スポーツ文化をジェンダーで問い直す
1 文化伝達と「隠れたカリキュラム」
2 教育におけるジェンダー平等の取り組み
3 スポーツ、ジェンダー、性の境界
第6章 地域女性とシティズンシップ
1 女性と地域社会
2 災害女性学をつくる
3 農業と男女共同参画
4 SDGsと女性──地域から変える、変わる
終 章 女性学でひらくエンパワーメント
1 ローカルとグローバルをつなぐ
2 女性の自立とエンパワーメント
3 構造的不平等への挑戦
4 困難からエンパワーメントへ
参考文献
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

16
ゼロからはじめる女性学ージェンダーで読むライフワーク論。天童 睦子先生の著書。性支配や性差別について一人でも多くの人が学ぶことが日本がジェンダー平等後進国から卒業するために必要なこと。ジェンダー平等後進国に住む日本人は性支配や性差別について学ぶ義務があるのかも。性支配や性差別について義務教育でたっぷりと時間を取って教えるくらいしないと日本はいつまでたってもジェンダー平等後進国のまま。2024/05/01

katoyann

15
女性学の入門書。フェミニズムの歴史から現代の課題まで網羅的に言及されている。労働の場におけるジェンダー平等とセクシュアル/リプロダクティブライツの保障を重要な論点としているあたりはオーソドックスなテキストである。もっともロー対ウェイド判決が覆されたように性と生殖の自己決定権が脅かされている現状を考えるとフェミニズムは未完のプロジェクトであるということが分かる。なお、教育学者らしく育児戦略に関する歴史社会学的考察が独立した章を構成している点はユニークである。2024/04/13

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