内容説明
山口組系暴力団のヤクザだった著者は刑務所の中で一念発起して、あえて懲罰の独居房に入り、朝から晩まで壁に貼った民法(約1000条)を丸暗記した! その目的は「合格率3パーセント」と呼ばれる司法書士試験にチャレンジするためだった。仮出所後もひたすら独学を続け、足かけ8年かかって、ついに「想い」は実現した。その時、彼は46歳! どんな人間でも生まれ変わることができる――本書は自分自身の体験を通じて、力強く訴えかける。
目次
第1章 すべては「独居房」から始まった
第2章 ムショ暮らし
第3章 一念発起
第4章 司法書士という仕事
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SHIN
25
著者が読書に送った言葉に〝若くなくても、カネがなくても、ひどい境遇にあっても、勇気と努力を持って成功まで挑戦しつづければだいたいのことは達成できる〟に、勇気と希望が見えた。司法問題で分からない時は、裁判所や法務局に問い合わせしてみるには勉強になった。2023/12/24
kanki
18
永ちゃん好きの著者、前科あり。40歳一念発起、8年かけて取得。すごいなあ2024/03/29
かず
18
思いの外時間を要した。12/26読書開始だから、20日間。まぁ、色々あったからなぁ・・・ この前に類書である『元ヤクザ弁護士: ヤクザのバッジを外して、弁護士バッジをつけました』も読んだが、私は甲村先生の方が好きである。理由は「筋が通っている」からである。なお、私はチンピラは嫌いだが、任侠は嫌いではない。ダウンタウンのイジメ芸がウケる国だ。私は、弱い者をおちょくるのではなく、強いものにこそ歯向かう姿勢を持ちたい。先生も、そういう反骨精神があったからこそ、中卒で司法書士合格という大願を実現できたのであろう。2024/01/14
SHIN
17
著者は、男としての資質でいちばん大切なことは〝辛抱〟とあった。私も信念と執念を身につけ黙って努力したい。2024/02/04
osakanazuki44
4
動画で、著者の存在と大まかな内容は知っていた。暴力団排除条例の欠点。司法書士の業務内容についても説明がある。2023/11/25