内容説明
「モテとか興味ない」と嘯(うそぶ) きつつ、モテるあいつは人生得してるようでなんだかシャクだ。何があるんだ、モテるやつには。何が違うんだ、俺たちとは。自称「モテに失敗したコラムニスト」が全力で嫌がりつつもモテを分析。小学生向け雑誌からインド映画、ジブリにAV男優まで。ただの「モテ」テク本とは一線を画す考察の先には 人生を変えるヒントがある!……かも? 「モテるかもしれない。」改題。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じーにあす
29
モテるにはどうしたらいいかをモテない著者が考察していくというよく分からない話だったけどまあまあ面白かった。相変わらずの下品さと毒舌は健在。結局モテる人というのは人柄、顔、金なのでしょうか。前澤友作の話が結構出てくるけどこの人がなんで持て囃されるかと言ったら「人の気を引くのが天才的に上手い」というのは納得でした。これは自分には全くない部分だなと何故か感心してしまった。シンデレラは一発逆転出来たけどその後が大変なんじゃないかってのも現実的よね。別にモテたいと思って読んだわけではないけれど少し勉強になった。2024/08/04
水色系
19
笑える。情報量多すぎで疲れるけどな笑。引用:つまり西野カナが若い女子に人気なのは、若いころのほうが恋愛を人生の一大事だと思いやすいから、とも言える。年を取ると恋愛を生活の中心に据えたくても、会いたくて震えている最中に、洗濯機が止まる音がして干しに行かなければならなかったり(P164)2024/07/15
じーつー
8
ガチャの本しか読んだことないけど、それでも強烈に覚えていたカレー沢薫。 ガチャを読んだのは去年あたりだと思ってたのに、実は3年くらい前だった事は驚きしかない。 どれだけインパクト強いんだよって。 今回もくすくす笑えて面白かった。 結構いいこと言ってるはずなのに、言葉や例えが尖りすぎて驚くほど意識が逸れていく。 王子の身分でありながらダンスパーティーで見かけた名前も知らない女性に求婚するのがやばいとか、それを受け入れるシンデレラの度量がすごいとか、どうやったらそんな発想が生まれるのかと、観点を学びたくなる。2024/01/06
おさと
7
アルテイシアさんを思い出した。モテたいと思ったことはないけれど、好きな人に好かれたかったなぁ。2024/03/21
KG
4
モテについての分析を面白がりながら、言い回しの引き出しの多さに感心していたら一冊読み終えていた。三浦しをんさんなどを蕩けさせたHIGH & LOWにも屈さず、多くの女性ファン、ひいては日本中の男女を抱いたらしい安室透にも抱かれなかった著者ではあったが、モテ要素の因数分解にはなるほどと思った。結局のところ容姿のスペックが高く、お金を二兆円くらい持っていて、隙がある人がモテるという現実を押さえつつ、どうモテたいかで努力する方向を変えるべきという結論に匠をみた。あの女性アーティストの支持層の謎も分かってしまう。2024/11/08