内容説明
植物の葉や花びら、実でつくる8つの草笛を題材にした、短編童話集です。子どもたちが草笛をならすと、音色にさそわれるように、動物があらわれます。カラスノエンドウの笛の音をききつけたのは、豆ごはんの豆を集める、野ねずみの家族。ささ笛であらわれたのは、たぬきのしょうゆ屋さん。スズメノテッポウの笛から、音楽隊がうまれます。植物の音色がとりもつ、子どもたちと野のいきものとの、愉快で、あたたかな、交流の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひほ
31
先日新聞に紹介されていた一冊。いろんな草笛が出てきてその音を聞いたいろんな動物が一緒に踊ったりさえずったりと楽しい一冊でした。2022/06/14
なななお
28
草笛…昔は吹いたことあります。今どきの子どもは、野草のこんな遊び、したことないでしょうね…。お話を読んで「やってみよう!」って思ってくれたら、林原さんの本望でしょうね。こんなにも草笛の種類があるのね…と思いました。どのお話にも素敵な草笛が出てくるのですが、少し切ない様な『どんぐりぶえ ほーっ』が、お気に入り。あっちゃんはどんぐりぶえを作って、「ホーッ」と鳴らしました。するととても上手な「ホーッ」という音が頭上から聞こえました。見上げるとアオバズクがいました。赤ちゃんの時から知っているキロンでした…2022/08/03
mntmt
12
さらりとしていて、味わいのあるお話。挿絵もとても良い。2022/05/28
Midori Matsuoka
9
タイトルにある「草のふえ」が登場する8つの短編集。草笛、といっても色々あるんだなあ、という感想が湧きながらねぎのふえ、桜の花びらのふえ、カラスノエンドウのまめぶえなど季節を感じられるのもこの作品の楽しみの一つでした。 草のふえの音に誘われてやってくる動物たちとのやりとりも微笑ましい。ゆったりと楽しめる物語がつまったお話集。林原玉枝さんのお話はどれを読んでも読み心地が良い。2025/08/25
遠い日
9
林原玉枝さんの世界は、いつも明るくてやさしい。草花の音色に彩られた8つのお話。草笛、花びら笛、どんぐり笛などの植物由来の遊びで出る音。田舎育ちなのに行くつかしかやったことがないなぁ。音に集まってくる生き物たちとの交歓。生き生きと自然の中で楽しむこと。読むうち、ぜったいやってみたくなること請け合い。竹上妙さんの挿絵はいつものパワフルでエネルギッシュな勢いを抑え、物語にぴったりのキュートなものになっています。2022/07/20




