内容説明
アマガエルの寿命は、どのくらいだと思いますか? この本の著者は、自分の家の窓を3年続けて訪れたアマガエルといっしょにくらすようになりました。このカエルは、結局14年間もこの家ですごすことになったのです。エサを食べる、冬眠する、脱皮する、といった四季を通じたカエルの様子と、テレビを楽しんだり、見知らぬ人をこわがったり、という人間との交流が、飾りのない文章で語られる絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
63
ある日台所に迷い込んできたアマガエル。3年続けて、夏になると現れた。可愛くなって遊ばせていたが、秋には外に帰そうと考えていた。だけどカエルもすっかり懐いてしまったので飼うことにした。▽10年以上も一緒にいたアマガエルの可愛さよ。▽カエルの脱皮の話は興味深かった。読み聞かせには長い。面白かった。2020/06/18
ちえ
40
以前読んだヒキガエルの本より前に出ていたアマガエルとの生活を描いた本。読友さんレビューで知った。こちらもびっくりと感動の連続。アマガエルがこんなに長生き(14年以上)でこんなに人になれるなんて。ある日、流しの中に見つけた一匹のアマガエル。そこから始まる一緒の生活。逃げようとしないのは山内さんの近くが余程居心地が良かったんだろう。知らない人がケースを覗くと下がっていくなんて賢い。そして片山健さんの絵が良い。◆月刊「たくさんのふしぎ」を閉架から出してもらってで読みましたが、こちらで見つからず傑作集で登録2023/05/21
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
37
ある日、家の台所に迷い込んだアマガエル。3年連続で続けて現れたので、家で一緒に暮らす事に。14年間、アマガエルと一緒に暮らした記録。生態も分かるし、アマガエルが可愛くてたまらない。こんなにも懐くんだと驚いてしまうほど。一緒に家族として暮らした時間は貴重だな~と思う。2023/07/09
ケ・セラ・セラ
19
子ども向け科学絵本というよりも、大人も十分面白く読み応えのある作品。ある日家の流しにアマガエルがあらわれた。3年目は涼しくなっても外に帰る様子がなく、とうとう家の中で飼うことに。以降、10年以上にわたるカエルと暮らす日々が描かれる。観察日誌のような文章が身近に感じられて読ませる。カエルって、こんなにも懐くものなんですね。生き物ゆえの最後は切ないが、とても興味深い作品でした。2020/06/30
けんちゃん
19
タイトルを見て、カエル飼育のハウツー本かと思いましたが、洗面所に迷い込んできたカエルとの生活の実践の記録…とでもいいましょうか。試行錯誤の中で、13年という長期間にわたって家族同然に過ごせたこと…すばらしいと思います。カエルって長寿なんですね、びっくりです。それにしても生き餌の確保、大変だったろうなぁ。2012/09/14
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