内容説明
早期退職したキョウコは、月十万円の暮らしを今も続けています──その彼女が愛してやまない近所の飼い猫・ぶっちゃん。さらに嬉しいことに、キョウコの兄夫婦の家に突然やってきたおネコさま御一行。「れんげ荘」の住人・チユキさんの彼が飼い始めたイヌのえんちゃん──ひとり身のキョウコは、大好きなネコやイヌや花、図書館で借りた本や優しき隣人たちに囲まれて、日常に小さな喜びを感じながら生きていく──大ロングセラーシリーズ、第六弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
涼
77
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-09e229.html 一番良かったのは、兄夫婦が母親の死後に本当の安らかな生活を取り戻したことでした。2023/11/02
優希
40
大好きな犬や猫、本に優しい友人。素敵なものに囲まれて暮らす日々にほっこりしました。2023/11/03
貴
26
君は特別の存在なんだと信じて安心する。君のかわりが、つとまるものはいない。君は、君だけで、かけがえのないもの、大好きなパートナーそれが、おネコさま。2023/09/15
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
25
相変わらずオチも何もないが、ついつい読んでしまうシリーズ。とは言え犬とも猫とも暮らしたくない自分にとって不可解な回だった。2024/12/13
mahiro
20
猫、という言葉にひかれエッセイと思って読んでみたらシリーズ物だったしかも六話目…四十路過ぎ独身の主人公キョウコが何かの事情で古びたアパートに一人住まい、それぞれの事情を抱えたご近所さんとのエピソード。山奥の村に住んで仏像作りに打ち込む恋人との仲が不意に押しつけられた子犬を介して変化していったり、キョウコが片想いしている他所の猫ぶっちゃんの飼い主さんとの出会い、実家の兄夫妻がいきなり猫の多頭飼いをする事になったり…途中からでもそれなりに楽しめたが、この作者の作品はやっぱりエッセイが好きだ。2023/09/25