文春e-book<br> 街場の成熟論

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文春e-book
街場の成熟論

  • 著者名:内田樹【著】
  • 価格 ¥1,700(本体¥1,546)
  • 文藝春秋(2023/09発売)
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  • ISBN:9784163917566

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内容説明

非常識で、冷笑的な人々が増えたこの国で
ウクライナ戦争、陰謀論、ポスト真実の時代、公共財の私物化、バワークラシー、ハラスメント……

非常識で、冷笑的な人々が増えたこの国で――

・権力者支配(パワークラシー)の国で上昇志向に駆られた人の振る舞い
・なぜ複雑な話は「複雑なまま」扱ったほうがよいのか
・人からの採点を待つ「被査定マインド」をやめる
・ものごとは原理よりも「程度の問題」で考える
・子どもたちを歓待し、承認し、祝福する大切さ……etc.

親切、品位、勇気……失われゆく徳目を明らかにし、
〈大人の頭数を増やす〉道しるべがここに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

68
良薬は口に苦しという。時々口に苦い言説が書かれているけれども、刊行と同時にかなりな確率で手に取る内田先生の本。今回は口当たりの苦さが減じた分、提言の幾つかが心に残った。曰く、S・ジョブズの「最も重要なのはあなたの心と直感に従う勇気です」という言葉。曰く、「武道修業の目標は『場を主宰する』ことである。」曰く、「自分のボイスで語る言葉は、小さな声で、静かに、つっかえながら、言い淀みながら、絶句しながら語られる。」曰く、「他者に向き合う作法とは、一言で言えば、『敬意を示すこと』である。」日々の指針としたいもの。2023/09/24

とくけんちょ

47
成熟について、何が要件なのか、内田さんは明解に答えてくれ、それが腑に落ちる。ウクライナ、政治、成熟、ジェンダーなどいろんなテーマで語った文章をまとめた本。それぞれテーマごとにまとめられているので、さっと読み返しやすい。私は、そこまで手元に置いておこうかなとは思わなかった。2023/10/21

tokko

20
内田先生のブログで読んだものもあり、全編通じて既視感がを覚えながら読みました。トピックとしては幅広く網羅されているので、どこから読んでも楽しめそうです。続けて「街場の米中論」も読むので感想の詳細はそちらに書こうと思います。2023/12/14

Akki

13
私はかつて、早く大人になりたい子供だった。しかも「かっこいい」大人になりたかった。当時の自分にはうまく言語化できなかったが、かっこいいとは見てくれでなく、内面的な深みのことで、つまり「成熟している」という意味であったと思う。 今、世の中は成熟を拒んでいるように見える。年齢が増し、肉体が老いてゆく、そういった物理的事柄と結びつけているのかも知れない。だが、熟していない果物がそうであるように、成熟していない人間は頑固で水っぽく、時に渋い。そんな食えたものじゃない人間でありたくないから、私は学び続けようと思う。2023/11/20

マサトシ

10
学ぶ事は増やすのではなく別人になる事。2023/10/28

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