集英社文庫<br> 流警 傘見警部交番事件ファイル

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集英社文庫
流警 傘見警部交番事件ファイル

  • 著者名:松嶋智左【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 集英社(2023/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087445527

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内容説明

元捜査一課の南優月は被疑者の護送中に起こした事故が理由で「流刑」に。警察署が不要となり格下げされた、過疎地の警部交番で、禊の日々を過ごしていた。そんな辺境の地に突然、東大出身のキャリア警視正、榎木孔泉が赴任してきた。時を同じくして、地元の名士の妻が殺害され、優月はともに犯人を追うことに。謎が謎を呼ぶ捜査の行方、そして矜持を見失った警察官の行く末は? 元白バイ隊員の著者が警察の本分を問い直す迫真の警察小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

92
松嶋さんの警察小説らしく今回も小規模な警察が舞台。元は所轄警察署なので建物自体は大きく3階は職員寮となっていて、ここにキャリア警視正が新しく赴任してきた。本作の主人公・南優月は元捜査一課の刑事だったが、ある事件が元で今は警務係。警視正の榎木も何か過去にありそうで松嶋さんはこういった訳ありの警察官をあの手この手で上手く描くのが上手い。殺人事件はあまり興味を惹かれるものではないが、後半に描かれる台風で山崩れのシーンはリアル感満載。巻末の黒川さんとの対談が良い!さすが黒川さん作品のツボをついてらっしゃる。2023/08/19

fuku3

41
2023.7.23読了。警部公番⁇過疎化に伴い警察署を縮小し人員を削減し格下げした警察署!そこに県警捜査一課から容疑者を護送中に事故を起こした南優月巡査部長が傘見警部公番に"流刑"として赴任!何故かそこに県警のキャリア榎木孔泉警視正が警察署長補佐として赴任!南が孔泉の世話係として帯同!この警視正のキャラがよく分からない!東大出のエリートで背は高く痩躯で色白で顔色はいつも青白く、勝手にバスで来るは!独身寮に住むは!自転車で捜査に出るは!食堂で中華料理を作るは!そんな中で殺人事件が起き南と孔泉が奔走する!2023/07/23

達ちゃん

29
警部交番を舞台にした警察ミステリ。いつものようにリアルな感じでなかなか面白かったです。天気は相変わらず悪いです^^;。2023/12/20

おいしゃん

26
警部交番という、職員寮も併設したレアな形態の警察署を舞台にした作品で、この設定ならではの展開と、内部経験者だからこそ書けた作品だと感じる。料理上手な警視正のキャラも、意外性のある巻末の作者と黒川さんの対談も、面白い。2023/08/20

たぬき君

25
護送中に起こした事故で流刑にされた南優月がキャリア警視正・榎木孔泉と共に傘見警部交番で起こった地元名士の妻の殺人事件を追う。不倫や架空請求などなどあって複雑に絡むが謎解きは一直線でした。護送中の事故の隠蔽疑惑はモヤモヤが募るが全体としては面白かった。2024/01/28

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