内容説明
架空戦争に敗れた惑星ジェヴレン。この星を管理・運営する超電子頭脳ジェヴェックスは、一方で人々を架空世界漬けにしていた。敗戦に伴ってジェヴェックスと切断され、混乱する社会では、ある指導者による惑星規模の一大陰謀が密かに進行する。進退きわまったガニメアンたち惑星行政当局の要請を受けたハント博士とダンチェッカー教授たちは急遽、ジェヴレンへ向かう……。月面で発見された宇宙服姿の遺骸は5万年前のものだった、という壮大な謎を端緒とする不朽の名作『星を継ぐもの』に続くシリーズ第4部! 第25回星雲賞海外部門受賞作。/*本電子書籍は『内なる宇宙 上』(創元SF文庫 新装新版 2023年10月20日初版発行)を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
72
「星を継ぐもの」三部作を読んでだいぶ時間が経ってしまって、分かるかなぁと心配していたが、これまでのあらすじも頭に書かれていて、この世界にすんなりと入り込めた。ジェヴレンにやってきたハント博士ら、ガニメアン、ジェヴレン人の運命やいかに。下巻に進もう。2024/06/06
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53
🌟🌟🌟🌟☆。『橋を継ぐもの』シリーズ 第4弾。架空戦争に敗れた惑星ジェブレンを管理している電子頭脳ジェヴェックスはジェブレン人を架空世界漬けにしていた。…『巨人たちの星』で一旦終了した3部作の後日談のような話なんだけど普通に面白い。俺の読解力では一読しただけで全貌は掴めないけれど…なんていうんだろう、スマホ(←ジェヴェックス)依存症になったジェブレン人達に危機感を抱いたガニメアンがスマホを使えないようにした。それに反発したのが新興宗教の教祖達。困ったガニメアン達はハント達に協力を仰ぐ…2024/02/26
まちゃ
50
『星を継ぐもの』、『ガニメデの優しい巨人』、『巨人たちの星』に続くシリーズ第四作。テューリアンの恒星間航行技術や巨大システム・ヴィザ―、ジェヴレンのジェヴェックスなどワクワクするSF設定。ジェヴレンの混乱の原因を探るため、そこに向かったハント博士やダンチェッカー教授ら地球人。「どこかの世界」が現実世界と、どうつながるのか。混迷するジェヴレンを舞台にした物語は下巻へ。2023/11/15
おの
22
前作までは面白かったのだが、これはとても苦戦した。宗教が出てくるとな…よく分からなくなるな…頑張ってちまちま読んでいたが途中下車。実家行きかな。2025/01/19
さやなか
21
もう、なんかどう感想を書いてよいやら。。。とにかく面白いとしか今は言えない。下巻でちゃんと感想を書こう。2024/03/04