オタクと推しの経済学

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オタクと推しの経済学

  • 著者名:牧和生
  • 価格 ¥1,683(本体¥1,530)
  • カンゼン(2023/09発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862556905

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内容説明

「推し活を経済学で見るとこうなるの?!」
吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)推薦


サブカルチャーや推し活市場の現在と未来がよくわかる!

・近い将来、人口の85%が「オタク」に!?
・推し活で毎月10万円?
・日本アニメ市場の規模は2兆7000億円?
・アニメ聖地は現在5000カ所以上! 今後も増える?


<著者より>
本書は、現在進行形で変化し続けるオタク文化やサブカルチャーの過去と現在、そして未来の姿について経済学的視点から議論を展開しています。
経済学といえば高度な数式や、複雑な経済モデルというイメージがあるかもしれません。
経済学に触れてみたいという人たちにとって、経済学の作法は高いハードルとなってしまいます。
そこで、本書では数式や難解な経済学のモデルは用いず、必要最低限の経済学の知識で分かりやすく説明することを意識しています。
経済学でオタクを紐解いていくと、経済学そのものの在るべき姿もきっと見えてくることでしょう。そして本書を通じて、是非あなたなりのオタク論やオタク文化論などを考えてもらいたいです。



<目次>
1章
サブカルチャーとオタクの定義

01 経済学ってどんな学問?
02 サブカルチャーってどんな文化?
03 おたくの起源とは?
04 オタクの定義とは?
05 「おたく」ってネガティブなイメージがありませんか?
06 おたくとオタクって違うの?
07 おたくやオタクを悪く思ってしまう理由とは?
08 オタク文化における「共感」とは?

コラム オタクの消費の特徴は4つの「P」と3つの「C」

2章
推し活・サブカルチャー市場の現状

09 オタク市場ってどのような研究がされているの?
10 推しのいる生活「推し活」ブームでオタク文化はどう変わる?
11 オタク市場にライトユーザーは参加できる?
12 オタク・ファン心理を掴んで消費を後押し「コラボカフェ」の楽しみ方
13 コンテンツツーリズムが地域にもたらす効果って?
14 マンガやアニメでよく神社が出てくる理由とは?
15 アニメソング隆盛のきっかけは?
16 キャラクターには誕生日が必要?
17 オタクは経済を支えているの?
18 こだわりが強いオタク同士って対立しないの?
19 推し活疲れの経済学的メカニズム
20 「くだらない」がサブカルチャーのキーワード?
21 人間誰しもが「オタク」ってことですか?

コラム 私の一推し 牧和生の推し活ライフ

3章
推し活・サブカルチャー市場の未来

22 「オタク=ネガティブ」の時代が変わり始めたのっていつ頃?
23 オタクについてはどのような研究がされているの?
24 「萌え」ってなんのこと?
25 オタクになることと個人主義的な価値観との関係とは?
26 アニメやマンガの登場人物やアイドルのメンバー数が多いのはどうして?
27 人気のコンテンツが異業種とコラボするのはどうして?
28 ヒットするアニメに共通することって何?
29 コンテンツツーリズムを企画する上で注意すべきことは?
30 コンテンツツーリズムが教えてくれる大切なこと
31 オタクを理解するうえで私たちに必要なスキルとは?
32 AI時代、サブカルチャーはどう変わる?
33 動画投稿サイト等で誰でもサブカルチャーを創り出せる?
34 オタク文化を存続させるためには必要なこととは?
35 オタクとしての生きづらさとは?
36 結局オタク文化やサブカルチャーってどう理解すればいいの?
37 モノを売るなら「広く浅く」より「狭く深く」?
38 オタクがジャンルを潰す?
39 オタクになろう! 〝大好き〟があると人生は豊かになる!

※本書に掲載されている情報は2023年7月現在のものです

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

37
現在進行形で変化し続けるオタク文化やサブカルチャーの過去と現在、そして未来の姿について必要最低限の経済学の知識で分かりやすく説明することを意識して書かれた一冊。オタクやサブカルチャーとは何か、オタクに対する周囲の反応や共感から始まり、「推し活」ブームや「コラボカフェ」、コンテンツツーリズムが地域にもたらす効果、アニソンの隆盛やこだわりが強いオタク同士の関係や推し活疲れなどにも触れつつ、変わりつつあるオタク市場の現状からサブカルチャーの今後を予想する内容で、テーマごとにとても分かりやすく解説されていました。2023/10/02

テツ

14
一昔前のオタクへの迫害と偏見が消え失せつつある理由っていろいろあるけれど、わりと大きなものとして「金になるから」というのがあるよな。経済活動の中で一定の存在感を示すって社会から認知されるためにはかなり重要なファクターなのだ(金を払わないとその作品に貢献していると言えないのかみたいなわけのわからない質問には、そうだよとしか答えられない。君はどんな社会で生きているの?)きもちよく金を払わすためのシステムの構築やその変換について考えつつ楽しく読めました。今後も推しに金を注ぎ込んでいきます。2023/10/28

ゆうゆう

10
思いもよらず面白かった。大好きはオタクでいい。推しの存在が人生を豊かにする。経済も流れる。心も世の中も潤う。Win-Winでいいじゃない。2024/02/02

Tomonori Yonezawa

4
地元図書館▼2023.9.13 初版▼3章171頁、サブカルとオタの定義、推し活・サブカル市場の現状、ゞの未来▼俺には合わなかった。経済“学”として書かれているとは思えないし、オタの分析もかなり浅く感じる。何よりイラストが全然ダメ。オタ推し並べてボサ髪、バンダナ、メガネ、頬ディンプル加工にキャラT。わざとネガイメをコテ化させようとしてんのか、途中から気分も悪くなってきた。▼全部読んでも1時間弱、何度か出てくる岡田斗司夫の本読む方が理解は深まるだろうし、ロングテールで町おこしに繋げるなら木下斉辺りオススメ。2023/11/03

hinotake0117

2
自分の家でもアーティストグッズに相当なお金をつぎ込んでいるがそれをバリバリの経済学准教授が分析し伝える。 小さな物語が推し活を生む、という発想が非常に興味深い。 推しにはストーリーが大切。 昨今の個人主義の世は多様な小さな物語がきっかけで経済が動く。2023/11/14

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