内容説明
ウェルビーイング、目標設定、自己肯定感、信頼、自律学習、レジリエンス、道徳的判断、集団パフォーマンス、心理的安全性……。個人のキャリアから組織のマネジメントまで、人の心や現実を正しく理解するために知っておきたいのが心理学の知見です。本書では、世界の学術研究、120以上の論文から見えてくるエビデンスに基づき、働き方にまつわる問題解決のヒントを探っていきます。
目次
はじめに
第1章 これからの働き方に求められる価値観
第2章 自律的なキャリアの実現に向けて
第3章 変化の時代に対応する
第4章 どのように判断や意思決定はなされるのか
第5章 難しい場面をどう乗り越えるか
第6章 協力して仕事を進める
第7章 人との関係性をうまく保つ
終 章 心理学を問題解決にもっと活用するには
参考文献
用語一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Fumi
4
幸福を感じる定義と対人コミュニケーションについてがとても役に立った2023/11/26
GoJEF
2
職場でのマネジメントでは、自分の経験や自分の考え方を押し付けるのは良くないと分かっているけど、じゃあどういう方法が良いのだろうといつも模索しています。ちょっとは整理できましたが、実践するのはいつも難しい。2024/12/22
しょう
1
制度設計や評価、企業文化改革の観点から、心理学が人事業務に果たす役割は大きいのではないかと思い、手に取った。感覚や経験によって結果としては把握していたことでも、データや論文による後付けがあれば、現場マネジャーにアドバイスしたり、制度を設計したりする際に自信を持って発言することができる。また、目標設定や学習、レジリエンスにおいてフィードバックが重要であるが、響き具合は受け手による。そのため、画一的なルール設定よりも、現場マネジャーがメンバーとしっかり向き合い、それを人事がフォローする構図が最適だと再認識。2024/08/24
harmony1116
1
働く人への教育へ示唆に富む内容が満載です。参考になります。2023/12/14