内容説明
日々の暮らしのふとした瞬間を切り取ったエッセイ第2弾。90歳を迎えた著者が、「人生百年時代」という未知の旅を前に思いを綴る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
176
五木 寛之は、永年に渡って読み継けている作家です。今回は7月に読んだⅠに続いて第二弾Ⅱです。著者と石原裕次郎の生年月日が全く一緒だと初めて知りました。石原裕次郎が亡くなったのは大分前ですから、著者が長生きな訳ですね。次回Ⅲも読んで三部作完読したいと思います。 https://www.heibonsha.co.jp/book/b627129.html 9月は本書で読了です。2023/09/30
funuu
6
人生の深みと普遍性
著者が90歳という節目で振り返る人生の視点は、読者に「生きる」ことの意味を改めて考えさせます。特に、「地図のない旅」というテーマは、現代社会で誰もが直面する不確実な未来に対する共感を呼びます。過去の過酷な体験(満州での難民生活など)を淡々と、しかし情感豊かに語る部分は、歴史の一端を垣間見るようで心に残りました。「悲しいときに歌う歌」のエピソードは、悲しみの中での人間の強さと繊細さに胸を打たれます。 文学賞の選考風景や、井伏鱒二、奥野健男、吉行淳之介といった著名な作家との交流2025/08/17
たつや
4
北国新聞等の地方紙に長年連載されたエッセイを纏めた本です。因みに、私が読了したのはⅠの方です。御年九十歳位の先生は、随筆でなく、エッセイを使われる。束の間の息抜きになれば、と、仰るとおり、電車の待ち時間、トイレ、喫茶店、公園で、1〜2日で読了したが、これが、とても面白く読めたのでした。流石、五木寛之!と感心した。 2023/06/27
mariko
1
これで3冊読み終えた。2024/09/28
Takahide✈Yokohama
1
「地図のない」とは人生や時間を遡るといった意味で、本書は旅行記ではなくエッセイ(本人は否定しているが)です。『百寺巡礼』等の著書があるので旅行記かと思って読み始めたので当ては外れたけれど内容は面白かった。2024/06/15
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