内容説明
B-29を一夜で5機撃墜! 海軍航空の最高撃墜記録を達成──昭和20年5月、首都上空。夜間戦闘機「月光」単機で空前絶後の戦果をあげた予備士官搭乗員の熾烈なる戦い。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スー
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22東京高等農林学校を卒業後飛行専修予備学生となり横須賀海軍航空隊に少尉として配属され一晩でB-29を5機撃墜1機撃破という大戦果をあげた筆者の戦争体験記です。飛行専修予備学生という事で隊内でも浮いた存在でしかも娑婆っ気が抜けず軍のルールから度々脱線した事で目を付けられるも体罰をせず諭して気付かせる優れた上官のお陰でなんとか軍隊生活をこなせた。この頃になると無線も良好で基地や僚機とも意思の疎通ができ敵機の位置や連携作戦も行えていた。戦後は体調不良で通常の生活も困難になるほどだったがかなり時が経ってから2024/07/07
roatsu
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既刊の増補改訂版。第13期海軍飛行専修予備学生として学窓から戦線へ身を投じた著者が大戦末期の日本海軍航空隊のメッカ、横須賀航空隊で体験した無二の日々を追体験できる貴重な記録。編者の言通り、史実として記録される事柄の前後を占め当事者達が物故すれば無に帰す日常経験という意識されざる、しかし重要な歴史の血肉部分を可能な限り詳細に記された生きた現代史の一断面である。著者の当時の大学生としての明晰さ、海軍では本流ならざる予備士官としての第三者的視座(本流との軋轢があることなので不幸な立場である)が大きく作用したと思2023/02/20




