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内容説明
『碧巖録』『従容録』と並び禅宗で尊重されてきた『無門関』。南宋の臨済宗僧・無門慧開が優れた公案48章を選び、それに評唱(批評)と頌(漢詩)をつけたものである。「犬に仏性があるか」をたずね、最難関の公案として名高い「趙州狗子」、「いま、自分がなすべきことに力を尽くしなさい」と説く「趙州洗鉢」、「善悪を考えず、あるがままに見なさい」と説く「不思善惡」など、至高の禅語録をわかりやすく口語訳。原文と訓読文付き。中村元の解説を加えた決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
dungeonn
1
★2.0 現代語訳はされてるものの、さすがに難しすぎる。解説がいるなあ2024/09/21
起死回生の一冊を求めて
0
むむむ、、、、難しい。知識ではなく自分の体験からわからなければいけない、と。なるほど。なんとなくわかるようなものと、さっぱりわからないのがあるのは、自分がこれまでの人生で体験をしているのかしていないのかに依るのかもしれない。何度か読み返して、それでも好奇心が抑えられなかったら、別の解説本とかも読んでみようっと。2024/06/06
TTK
0
あるところに、年とったドロボウがいました。やがてもうこの世にもおさらばという年ですから、ながいあいだ苦心して身につけたドロボウの技術を、せめてセガレに教えておきたいと思い、ある晩のこと、ふたりでりっぱなお屋しきに忍びこんだのです。…… 「おとっつぁんひでえじゃねぇか。すんでのところで捕まるところだったぜ」。すると、おやじはニヤニヤしながら、こういいました⸺「おめえも、自分の算段で逃げてけえれたところを見ると、どうやらドロボウのあとつぎになれそうだな」。p.4 2023/10/09