内容説明
静かな海辺の街で暮らす和佐泉は、日課の海岸散歩中に出会った男の風貌に思わず息を飲む。海難事故に遭い、2年間目を覚まさない弟の靖野にそっくりだったからだ。長期休暇でしばらく滞在していると言うその男、宗清の人懐っこさや率直な好意に反発しながらも惹かれていく泉。しかし、泉には宗清の想いを受け入れられないある理由があった……。心が浄化される感動系BL。書き下ろし「Dear my her」を含む短篇3本も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
涼
103
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/02/post-05667b.html 正直、「そんな」という気もしましたが、後口は悪くなかったです。BLだったのですね。2024/02/15
sayuri🍀
60
「青を抱く」「青が降る」「be with you」「ウェルメイドブルー」「Dear my her」5話収録のBL小説。海辺の街で暮らす泉が、海岸のごみ拾いをしていた時に出逢ったのは、水難事故に遭って2年間目を覚まさない弟そっくりの男・宗清。この偶然はきっと必然で、二人は惹かれ合っていく事になるんだろうなと予想通りの展開だが、家族に隠された秘密や水難事故の真相など、少しミステリ要素も盛り込まれている。登場人物の繊細な心の動きが柔らかな言葉で紡がれ美しい表現に感嘆する。愛にも色々な形がある事を改めて思い知る。2023/11/18
さぜん
55
泉は海での事故で2年間目を覚さない弟、靖野にそっくりな男、宗清と出会う。グイグイと距離を詰めて、好意を伝えてくる宗清に戸惑いながら惹かれていく泉。徐々に宗清、靖野、泉の関係が明らかになり、母親同士のある約束が彼らの運命を変えていた。ここまでがっちりしたBL作品は初めて。一穂さんの卓越した描写力に驚き、身体も心も色々な障害はあれど、人を好きになる気持ちは変わらないのだと痛感する。タイトルが秀逸。2024/08/08
きょん
52
家族の秘密は意外性があったけれど、目を覚さない弟は予想通りの展開だった。知らずに読んでしまったがBLは苦手なんだなと改めて感じてしまった。2024/01/14
ひでちん
43
BL小説で出発後一般小説へ転向し直木賞候補に迄登り詰めた筆者の在阪TV局で働く人達の物語『砂嵐に星屑』が大変面白かったので他作を手に取るも、一般小説へ本格転向する前の再文庫化作だった様で、綺麗な物語なのだが、内容はガッツリBLだった(苦笑) 内容的には、ある事情で2年間眼を覚まさない弟(靖野)にそっくりな人(宗清)と出逢った泉が弟とは全く違う性格の宗清に反発したりしつつも徐々に惹かれていくという物語展開。ドロドロ感は無く、背景や文体·終わり方も含め全て綺麗なので、この手の内容が好きな人には良いのかも??2026/05/13
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