内容説明
この国の成り立ちが分かる!
この国は、いかにして今こうあるのか。東大、京大などの入試問題から、現代の諸問題を考える上で手がかりになる日本史の良問を解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ta_chanko
17
日本史は混沌→統制→混沌・・の繰り返し。外圧や危機に臨んで中央集権化・制度化を図るものの、危機が過ぎれば、やがて制度はなし崩しになり、権力も分権化する。現代も終戦から80年ほど経過して政治もぐだぐだになってきているが、一方で対外的な危機も迫ってきており、歴史上繰り返されてきたように、一気に集権化が図られるかもしれない。ぐだぐだな社会のほうが幸せな気もするが‥。2023/10/21
むむむ
2
センター試験に向けてある程度詰め込んだ日本史の知識を手繰りながら読み進めた。 どうしても受験生の時は詰め込むことが優先となっていたが、改めて整理して線にしてもらうことができた。 やはり、中世の始まりが武士の出現ではなく、院政の始まりからというところが印象的だ。班田収授などで中央集権の仕組みを作ったものの、限界を迎えることで、先例を重んじる貴族政治にはそぐわなくなり、ある種の強権である上皇の存在の重要性が出てきたということがよくわかった。2023/11/02
時雨
1
『東大のディープな日本史』シリーズの著者が、東大・阪大など難関国立大学を中心とする日本史の入試過去問を解説。古代・中世・近世の3区分から各4問を取り上げ、歴史のターニングポイントという視点から時代背景を含めて紹介する。〈古代〉三善清行「意見封事十二箇条」の記述から読み解く地方行財政の行き詰まりの原因、〈中世〉承久の乱圧勝で均衡が崩れた朝幕関係、〈近世〉江戸時代の日中交易の特徴と国内産業との関係など、他大学に比べて東大入試出題者の「ディープ」な意識関心が際立つ内容に感じられた。2023年8月初版。2024/09/30
siomin
1
日本史の予備校講師による大学入試問題を通して日本史を解説する新書。「まるわかり」とはいうものの近現代は無いのが気になりますが,読んでいると日本史の発見があります。600年に隋に使者を派遣し律令政治の教えを請うたなど,そうだったのかという記述もあります。まずはざっと読んだうえで,2回目はじっくりと読むと良いと思います。2023/09/29
しゃどーろーる
0
なぜ古墳がなくなり神社やお寺が増えたか?白村江の戦いにより外交が大きく変わったことなど、高校までに学んだ日本史の知識の点が線になりました。凄い分かりやすいと思ったら元東進ハイスクールの先生やったんやね。流石!2023/12/17
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