オーバーラップ文庫 貞操逆転世界の童貞辺境領主騎士 3

著者名：道造【著者】/めろん22【イラスト】

オーバーラップ（2023/08発売）

• ISBN：9784824005816

内容説明

現代日本から男女の貞操観念が真逆の異世界へ転生し、その世界では珍しい男騎士となった辺境領主ファウスト。隣国ヴィレンドルフとの和平交渉という大役を果たした彼のため、リーゼンロッテ女王はその功績に見合う「嫁」を決定する。
一方ファウストは、ヴィレンドルフで得た「遊牧騎馬民族国家」の情報に、前世の知識で「モンゴル帝国」を知るが故に危機感を抱く。しかしいくら言葉を尽くそうとも仮想モンゴルの常識外の脅威は誰にも理解されず、ファウストは王国を動かすためにある「禁忌」を犯す覚悟を決め……!?
貞操が逆転した世界で“誉れ”を貫く男騎士の英雄戦記、衝撃の第三幕!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[こも 旧柏バカ一代]

遊牧民族の大侵攻。それから自領を護るには軍権を統一しないといけない。だが領主にとって軍権が自身の権利の後ろ盾となる物で絶対に手放せない物だった。それを遊牧民からの侵攻から自領を護るために手放し統一して対応しないと負ける。負けたら自領は蹂躙され領民と財産を奪われてしまう。その危機を伝えるため男は影バラを切る感覚で女王に上申するが、、周りは理解してくれない。

2023/08/30

[alleine05]

遊牧騎馬民族国家の危険を訴えるファウストに共感できなくて今回はいまいちだった。まずモンゴル帝国がどんなにヤバいのかよく知らないし、仮に知っていたとしても魔法も奇跡もあって地理的にも違いがあるだろうこの異世界で前世の大昔にあった勢力と同一視するのはいくらなんでも短絡的かつ思い込みが激し過ぎない？　これが異世界転生ものでなく過去の世界に転生ものなら歴史を知っているからということでまだしも納得しやすいし、あるいは前世の知識があるからこれってヤバくない？　と気づいて、調べてその予感の裏打ちとなるような情報を手に

2024/09/27

[フラチキさんです]

★★★★★ 作者さん3冊目。熱い。タイトルからは想像できないほどの激アツ展開。王族達の無謀だと思う冷え切った心を、ファウストの叫びが、鋼の肉体が溶かしていきます。もういっそタイトル改変しようと思わされるような激アツ内容でしたが、最後でしっかり落差つけてきました。これだからライトノベルはいいんだよな。次巻も期待です。

2024/05/24

[史]

修羅になり、脅威を語る。

2023/09/21

[えーわい]

遊牧民族ってこんなに恐ろしいのね。。騎士の誓いで軍権統一を訴え、認めさせた。ポリドロ卿かっこいい。ただ、外伝のIFのように、トクトア・カアンが病死（事故？）とかあったら、ゲッシュでやばいことに。。。

2025/07/25