リバタリアンが社会実験してみた町の話 - 自由至上主義者のユートピアは実現できたのか

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リバタリアンが社会実験してみた町の話 - 自由至上主義者のユートピアは実現できたのか

  • ISBN:9784562071555

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内容説明

ニューハンプシャー州の田舎町に集団で移住してきた自由至上主義者が、理想の町をつくろうとした結果……米国で存在感を増すリバタリアンたちの思想と暴走を没入型取材で描き出した全米騒然のノンフィクション。「リバタリアンが集まる自由な町がいかにして全米きっての住みにくい場所になったか。急進的すぎる理想主義者たち、彼らとご近所になるのだけは遠慮したい」速水健朗(コラムニスト)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

169
ためになった!所はニューハンプシャの森の街グラフトン。リバタリアンのabsintheには耳が痛いが一つの事実。登場するのはレッセフェールどころかただのヒッピー。彼らに街を任せると何が起こるのか。税金に反対することで公共サービスは壊滅。道路は破断寸前、図書館も警察も消防署でさえ事実上の壊滅。熊が放置された結果は重く、やがて人にも被害が。双子のようにそっくりだった隣り合う2つの街、カナンとグラフトン。150年後、商店が並び図書館も2つあるカナンと荒れ放題のグラフトン。両者を分けたものはなにか。2023/08/21

榊原 香織

100
リバタリアン(自由主義者;トランプ支持者多し)が自由に住んだらクマが増えた2025/08/29

HANA

65
邦題にはないけど熊が主人公。端的に言うとリバタリアンに乗っ取られた町が税金払うのが嫌さに警察とか消防署潰したらえらい事になったというお話。まあ内容はここまで単純じゃないけど。登場人物も秀逸で買った教会をサイデケリックに塗りたくり税務署と喧嘩する男や熊をドーナッツで餌付けする「ドーナッツ・レディ」等逸材揃い。どこかで「ゴールデンカムイの登場人物」と評したのを見たけどむべなるかな。そんな中排除の手段を潰したため我が物顔で街中を闊歩する熊となかなか愉快なお話でした。アメリカってたまに珍妙な共同体出来るよね。2025/11/08

Sam

56
概念として知っていても具体的にイメージするのがなかなか難しい「リバタリアン」。本書を読んで「リバタリアン」がどんな人たちで、何を考えてどんな行動をしているのかが少しはイメージが持てるようになった。本書に登場する「リバタリアン」は人々が自由に生きていたアメリカ黎明期のようなユートピアの再興を夢見て行動を起こすが、「自由」を絶対的に信奉し税金も行政サービスも拒絶する彼らの取組の結果は果たして・・・興味深い本ではあったが、登場人物が多いうえに時を行ったり来たりするのでなかなか勢いに乗って読めないのが難点。2022/03/06

はっせー

43
本書はニューハンプシャー州グラフトンで起きた出来事をまとめた1冊。形式としては、グラフトンに住んでいた人たちに著者がインタビューをして、何があったかに迫る形を取る。グラフトンで一体何が起きたのか。始まりは、ある方々が集団移住したこと。その方々とは、リバタリアンと呼ばれる思想を持った人たち。そんなリバタリアンが集団移住したことによって、街の形が変わってしまった。本書のキーワードは、「熊」!なぜ熊なのか。それは、リバタリアンたちが移住したことによって、熊がグラフトン周辺に出てくるようになったため。2026/04/12

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