デザイン家電は、なぜ「四角くて、モノトーン」なのか?

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デザイン家電は、なぜ「四角くて、モノトーン」なのか?

  • ISBN:9784844363941

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内容説明

【フォルムの歴史とルールがわかれば、デザインはこんなに面白い。】
 よいデザインをしたり、よいデザインの物を選ぶことは、理屈ではなく「感覚=センス」だと一般的には思われています。また、「デザインを理解する」ことも、一般の人にとってはハードルが高いと思われがちですが、「デザイン」を理解したい、そしてビジネスなどに活かしたいと考えている一般の人は少なくないはずです。
 本書は、そんなデザインを理解したいと思っている一般の人や、なんとなくデザインがいつも気になっている人を対象に、身のまわりにある「家電」や「家具」「カメラ」などの具体例を挙げながら、デザインの基本的なルールと、プロダクトデザインの歴史的な変遷を追い、表題の「四角くて、モノトーン」が製品デザインの基本ルールである理由、そしてデザインがどこに向かっていくかを解き明かしていきます。
 一般に馴染みのある家電やデジカメ、椅子などの製品を掲載するだけでなく、ブラウン、ソニー、アップル製品といったエポックメイキングなデザイン製品を取り上げながら、現在そして未来のデザインの方向性を探ります。使う側の立場だけでなく、デザインをする側の立場からの「ルール」も解説することで、実践的な解説書としても読むことができる、今までにないデザイン読本です。

【おもな内容】
■第1章 面白い家電デザイン
■第2章 フォルム 見た目の第一印象
■口絵 [フォルムと解放感]
■第3章 フォルムのルール
■第4章 家電デザインの楽しみ方
■第5章 アップルデザインはどこがすごいのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とうゆ

15
◯タイトルに引かれて何となく読み始めたのだが、中々の良書だった。家電のデザインは、我々の生活環境において重要な役割を果たしているのだが、あまり注目されない分野だ。だが本書を読んだ人ならば、家電を見るために、思わず家電量販店に足を向けてしまうだろう。建築や家具や広告のデザインだけではなく、家電のデザインももっと注目されるべきだ。それだけの奥深さと魅力が備わっているのだから。2015/02/01

nbhd

13
第一印象、“バウハウス”って良くも悪くも偉大。それから、デザインって「オッシャレェ!」っていうより「ガチで歴史的産物」だな、とデザインに対する印象が変わってきた、のも収穫。プロダクトデザイナーによる20世紀デザイン史&基礎デザイン論。著者の定義だと、デザインとは「制限された空間や時間の中で、独自のルールに従って行う創意に基づく自由な活動」。ゲームの勉強で出てきたけど、やっぱりルール。ルールに対して、どのように創意を実体化するか、みたいなところかなと思う。家電のフォルムをフォントであらわす試み、とか楽しい。2017/05/20

mondo

1
世界の家電デザインの潮流の変遷を実際の機種を例に説明している一冊。コラムで紹介されているデザイン界の名著たちもとても参考になる。本のタイトルを『歴史と紐づくデザイン家電』に変更したほうがしっくり来ると思った。2019/10/09

takao

1
ふむ2017/05/14

インテリ金ちゃん

1
「よいデザインは可能な限りデザインをしない」なかなか実行は難しいね。2016/11/06

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