内容説明
天下分け目の関ヶ原、ついに兵は動き始めた。「古今伝授」のほかに、「秀吉の密書」という切り札を持っていた細川幽斎の壮大な計略は果たして実現されるのか。東軍・西軍の争いに公武の対立という視点を組み入れた不朽の名作の新装版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さつき
69
いや〜!面白かった!大戦を仕掛ける歴史の立役者達の背後に策謀をめぐらす公家や武士がいて、さらに彼らに使われる末端の人々がいる。どの人物も主人の思惑とは別にそれぞれの意志があり、使命を全うしようと奮戦する姿には涙を誘われます。石田方、細川家、前田家、そして豊臣家、それぞれの立場視点が臨場感たっぷりに描かれているので、誰にも味方したくなりました。2023/08/23
しさあ
0
三成らの西軍vs家康の東軍という、いわゆる【関ヶ原】の裏で躍動する細川幽斎、そのさらに影となり手足となる多門や夢丸、それに対する源兵衛や春光。小説はもちろんフィクションではあるが、大きな歴史のうねりの中には、少なからず表に出ない数々の人の生死を賭したドラマがあると改めて思う。そういう意味で、単なるフィクションとは片付けられない、重厚なお話で大変興味深かった。2024/09/10
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