内容説明
乱歩賞史上最強のダークヒーローが帰ってきた!
驚異的な知能を持ちながら「心」のない男と、警察庁の華麗なるエリート警視が頭脳対決!
警視庁で開発中の異常犯罪データベースによって遠く離れた場所で相次いだ3件の殺人事件にはすべて拷問の痕があると判明し、続いて愛宕市でも氷室財閥当主が犠牲者に。異常犯罪のエキスパートとして現地に急行した警察庁の若き女性警視・鵜飼縣は茶屋警部を従えて捜査にあたる。一方、同市の鞍掛署は秘かに謎の老人の行方を追っていたが、発見した途端に鈴木一郎=脳男が現れて妨害する。鞍掛署にはまた署をあげての交通事故隠蔽疑惑があり、真相を探ろうとした茶屋のかつての部下が殺される……。
鍵を握る「ブックキーパー」とは何者か? 残虐な連続殺人事件の真相とは? そして神出鬼没の脳男=鈴木一郎が戻ってきた理由とは?
乱歩賞受賞最大の問題作「脳男」シリーズがさらにパワーアップして登場。総勢60名以上の人物を見事に描き分け、テンポよく切り替わる場面に目が離せない、エンタメの王道を行く超弩級サスペンス巨編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mihya
34
脳男シリーズ3作目。点と点がまだバラバラ。これがどうくっつくのか(あるいはくっつかないのか)。鈴木一郎の思惑は何なのか。気になるものが盛り沢山のまま下巻へ。2025/01/15
shun
6
2023年21冊目。夏の長期オフ中の新宿で読了。国内の離れた場所でそれぞれ殺された3名には拷問を受けたという共通点があり、同一犯による犯行ではないかというところから話が始まります。前作からだいぶ経っているので、どの人物がオリジナルで、どの人物がニューなのかがいまいちわからない。あと、ほとんど全員、名前の読み方が難しい!色々な場所で様々なことが起きていて、把握するのが少し大変ですが、少しずつそれぞれが繋がってきている感覚があります。面白いです。下巻へ続く。2023/08/13
エラリー
4
主人公(?)が登場せず、関連なさそうに見える事件がバラバラに描かれる中盤までは、ドライブ感がなく退屈に感じられて読むのが辛かった。ただ中盤過ぎて、それぞれの事件とそれに関わる登場人物達が集束していくにつれ、加速度的に面白くなる。ついに登場した鈴木一郎も含め下巻が楽しみ。2024/09/10
ドットジェピー
4
面白かったです2023/08/17
やまたか
3
久しぶりの脳男シリーズ。鈴木一郎が見え隠れしているが、話は一体どこに行くのか?なにやら警察の暗部が絡んでいるようで、MOZUシリーズを彷彿させる。さあ、いよいよ下巻へ!2025/07/27
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