内容説明
時は明治。浅見元彦は代言人試験に落ちた。無聊をかこっていると、謎解きを頼まれたという友人の内田紫堂から、「うまくいったら金になる」と誘われて共に高知へ向かう。着いた早々、紫堂の依頼人が死んでいると大騒ぎになるが、その姿が忽然と消え、事態は紛糾する――。名探偵浅見光彦のご先祖様も名探偵だった! 国民的人気シリーズのスピンオフが登場です!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
16
高知にはこのような平家の落人の伝説の村がたくさんありそうだな、と思った。ストーリーもさりながらそのような伝説のある村に行ってみたい。耳なし芳一の話も出てきた。2023/09/08
ごへいもち
13
読友さんご紹介本。内田康夫の未完の遺作を完成させた著者なので期待した。どんどん続けて書いてほしい2023/11/14
ごいんきょ
10
もう一つの浅見シリーズ。2023/11/02
Oh!やまびこ
7
内田康夫氏の断筆作「孤道」を完結編へと結んだ和久井女史が「浅見光彦シリーズ番外」として本作品を執筆されていることを知り、探偵浅見光彦再来かと・・・。残念ながら光彦登場は無く、先祖の浅見元彦による謎解きミステリー。旅・歴史・家系・身分・欲が上手く絡んだストーリーでした。作中に若き日の植物学者牧野富太郎も登場、もしかしたら坂本龍馬も姿を現すのではと思ったが叶いませんでした。警察組織幹部の兄の威厳も織り込まれ、欲を言うと主人公元彦のロマンスも欲しかったぁ。浅見光彦シリーズのキャラを踏襲した楽しめる作品でした。2024/02/11
星華@FANKS
5
浅見光彦のご先祖様を主役にしたお話しです。作家さんが違うけど大した違和感を感じずに面白く読む事ができました。続くとしたらコレはコレで面白いシリーズになるんじゃないかなと思います。2023/12/11