内容説明
これまで語られなかった第二次大戦下の女性画家たちの活動。長谷川春子や女流画家奉公隊……。彼女たちは何を描いたのだろうか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
15
大正・昭和期の女性画家たちの歴史を戦争中に彼女たちが描いた「大東亜戦皇国婦女皆働之図」という大作を通じて解説した一冊。当時、女性が己が意思を持って絵を描くことの意味。それが戦争という時代の中でどのように表れたかということ。単なるプロパガンダ、という一言では表しきれないものがある。当事者の方へのインタビューも収録されていたのがとても良かった。2025/10/21
どら猫さとっち
6
日本画壇に女性がいるのは、今では当たり前だけど、戦前は偏見もバッシングも多かった。知っている限り、上村松園や片岡球子、本書に登場する三岸節子が個人的に挙げられる。本書では、女性画家が社会にどう受け入れられ、活躍していったかがわかる。なかでも「大東亜戦皇国婦女皆働之図」は圧巻である。これほど大規模な絵画を描き、戦時に受け入れられたのは驚くばかりである。それでも彼女たちは、自由に描きたかった。本書では、その無念さえ伺える。2023/11/22




