角川文庫<br> 夏の塩 魚住くんシリーズI

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角川文庫
夏の塩 魚住くんシリーズI

  • 著者名:榎田ユウリ【著者】/岩本ナオ【イラスト】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • KADOKAWA(2023/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041017715

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内容説明

普通のサラリーマン、久留米充の頭痛の種は、同居中の友人・魚住真澄だ。
誰もが羨む美貌で、男女問わず虜にしてしまう男だが、生活力は皆無。
久留米にとっては、ただの迷惑な居候である。
けれど、狭くて暑いアパートの一室で顔を合わせているうち、どうも調子が狂いだし……。
不幸な生い立ちを背負い、けれど飄々と生きている。そんな魚住真澄に起きる小さな奇跡。
生と死、喪失と再生、そして恋を描いた青春群像劇、第一巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソルティ

246
意外におもしろい。魚住くん、なぜだか魅力的。過去も壮絶で感情とか麻痺してしまってるのかも。弱者で擁護しなきゃ、という気にさせられる、そういう魅力がある。しかし時として男も誘惑してしまい、本人にも全く自覚なく、男の方も普通に女性が好きで、魚住くんもそうなのに、友人の久留米とは、お互いそういう気になってしまって2人苦しんでいる。BLのようであるけど違うような(笑)。続き読みたくなった。「「救えないわよ。魚住に限らないけど、他人を救うことなんかできるわけないじゃない。多少の手助けはできるかもしんないけどさ」」2020/01/15

takaC

141
そんな話(どんな話かは読んでのお楽しみ)だとは思っていなかったので若干戸惑ったが5巻いっぺんに借りてきてる手前とりあえず読破してみよう。でも話が進むほどにどんどん過激になっていくな。怖いもの見たさ。2017/08/24

じぇりい

125
「カブキブ!」からの榎田ユウリさん。一般文芸の角川文庫の棚に、カブキブの横に普通に並んでたのに、そっちですか?名前がカタカナだったので騙されました。レビューを見てみれば皆さんご存知なのね(^_^;)魚住や久留米もだけど、脇を固めるキャラも味があって、読んでて嫌な感じはしなかったわ。怖いもの見たさで?榎田尤利名義も読んでみたくなる。2014/09/26

りゅう☆

101
久留米のアパートに学生時代の友人魚住が転がり込んできた。嗅覚を失い、学生時代は常に女がいたが性欲も喪失。子供のような頼りなさと人並み以上の図々しさを兼ね備え、イケメンな容姿に全く興味ない魚住。喜怒哀楽を表さない魚住が久留米に対して抱き始めた思い、そして久留米も認めたくない感情に気付く。なに?!このドキドキする心理描写に戸惑いの隠せないステキなBLの予感。隣人サリーム、久留米の元カノマリ、魚住の元カノで同じ研究室の響子、魚住の性欲を復活させた濱田など脇役もいい。こういうの好きかも。もちろん2巻へと続きます。2016/07/24

にいにい

101
初榎田ユウリさん。こんな内容とは思わず読んでしまった。BLなんだ。濱田、久留米、マリのキャラは、しっかり創りこまれていて、特に、久留米は、いいなぁ! で、魚住は、この物語だけに存在するんだ。こんな人間は、絶対この物語以外で生きていけない。つまりは、存在しないよね。これが、BLの王道なのかな?あまり縁のない作品分野なので、わからないけど、じらして焦らして、最後にはってパターンかな?この世界には、男の友情は無いんだろうな?と勝手な感想を並べてしまう作品。面白くはあるんだけどね。久留米といると安心感がある。2014/08/27

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