時代小説文庫 決心 独り身同心（七）

著者名：小杉健治【著者】

角川春樹事務所（2023/07発売）

• ISBN：9784758438285

内容説明

北町奉行所定町廻り同心・井原伊十郎は、江戸の町を騒がす女盗賊『ほたる火』を追っていた。これまでの経緯から音曲の師匠であるおふじが『ほたる火』ではないかと疑い、張り込みを行うことに。ある夜伊十郎らは、何処かに出かけようとするおふじをつけていたが、蔵前界隈でその姿を見失ってしまう。そして翌朝、蔵前にある札差『大国屋』に『ほたる火』が盗みに入ったとの知らせを受け、おふじへの疑いが濃くなっていき――。縁談相手の百合との行方も大団円を迎えるのか？　独り身同心が迫られる男の決意とは!?　大好評シリーズこれにて完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[とし]

独り身同心「決心」７巻完結。女盗賊『ほたる火』の謎意外な展開、最後は伊十郎3大活躍かっこ良かったのでは、百合さんと余韻を残し結ばれなかったですが、気持ちよく完結したのではと思う。

2014/07/21

[nyanlay]

シリーズ７作目にして、完結。が、これまでののんびりムードとは一転。最初から解決に向けて、早いスピードで、びっくり。『ほたる火』も実は奥が深い、深すぎな感じでもあり、頭がこんがりながらも、無事解決、安心しました。

2017/08/08

[でかぱんちょ]

シリーズ完結編。前巻までと違いラストに向けてやや強引な感は有るものの、無事に謎も解決して大団円。シリーズ通して盗賊「ほたる火」の正体と、独り身同心が縁談相手の百合を嫁にもらえるのかというテーマで読者を楽しませてくれて面白く読めました。また新たな文庫時代小説のシリーズを探して読んでみたいと思いました。

2017/09/16

[Mayumi K]

いやいやなかなか面白い作品でした。前巻の『逃亡』からストーリーが加速して、最後まで一気に読み終わりました。なかなか謎が解けず、まさかの展開で終わり、達成感に包まれている感じになります。いやー面白かった！

2015/01/06

[goodchoice]

ほたる火の正体も判明して無事完結？でいいのかな。それにしても長すぎたのでは。途中の中だるみが長くて、この物語の切れを欠いていた。だって、これって三人佐平次の続編だったのでしょう・・・

2014/07/29