自治体予算の基本が1冊でしっかりわかる本

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自治体予算の基本が1冊でしっかりわかる本

  • 著者名:定野司
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 学陽書房(2023/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 660pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784313166615

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内容説明

自治体予算の理解に必要な知識をカバー。
自治体の現場をよく知り、数々の講演に呼ばれる「予算のプロ」が、
大事なポイントを凝縮して解説。

「予算編成に携わることになったから、手早く予算のことを知っておきたい」
「基礎知識として予算の知識をひととおり身につけたい」
「難しそうな予算をとにかくやさしく学びたい」
など、はじめて学ぶ人や、スピーディ-に学びたい人におすすめの1冊。

予算の基本的な制度や仕組みはもちろん、
「コロナ禍の影響」「公会計の活用」「新しい予算編成の手法」など、
今押さえておくべき重要な最新情報も収録。

※本書は『一番やさしい自治体予算の本』の改題新版です

目次

はじめに
序章 自治体予算をめぐる最新情報
1 自治体財政の現状
2 組織への財源配分から、政策・施策への財源配分へ
3 コロナ禍の影響
4 公会計改革で変わるもの
5 ふるさと納税と主権者教育
コラム 飲むに減らで数に減る


第1章 自治体の予算とは何か
1 予算の執行は予算科目に縛られる
2 予算がないとは、どこに「ない」のか
3 役所のコスト意識が低いのはなぜか
4 出るを量りて入るを制す(量出制入)
5 自治体予算は何のためにあるのか
6 自律できない日本の自治体
コラム 借りるときの地蔵顔、返すときの閻魔顔

第2章 歳入歳出だけが予算じゃない
1 誰もが知ってる「歳入歳出予算」(1)使い切り予算
2 誰もが知ってる「歳入歳出予算」(2)歳入予算における財政調整基金の役割
3 何て読む? 「繰り越し明許費」
4 使いにくい「継続費」と後がこわい「債務負担行為」
5 債務負担行為の裏テクニック
6 次世代にツケを回す「地方債」
7 いざというときの「一時借入金」
8 できない流用をできるようにする「歳出予算の各項の経費の金額の流用」
9 予算書の最初のページを読む
10 「よくわかる予算書」の登場
コラム 金のなる木


第3章 予算の仕組みと新たな試み
1 予算の7つの原則と例外(1)
2 予算の7つの原則と例外(2)
3 予算の7つの原則と例外(3)
4 さまざまな予算と会計
5 企業と自治体の予算の違い
6 これまでの予算編成の限界と課題
7 予算編成は予算主義から成果主義へ
8 さまざまな予算制度
9 未来を創る複数年度予算
10 予算への住民参加の試み
コラム 一刻千金


第4章 自治体予算のすがたを知る
1 地方財政計画の役割
2 地方交付税制度の仕組み
3 国による財政調整
4 自治体の歳入
5 自治体の税収(1)普通税と目的税
6 自治体の税収(2)法定税と法定外税
7 自治体の歳出(目的別)
8 自治体の歳出(性質別)
9 財政指標から見た地方財政
10 財政が健全か確認する
コラム 悪貨は良貨を駆逐す


第5章 予算はこうしてつくられる
1 予算編成の流れ
2 予算編成方針
3 予算要求
4 予算査定
5 内示、復活、公表への道筋
6 議会審議
7 予算の執行管理
8 決算
コラム 虎の子渡し


第6章 知っておきたい予算の問題点
1 人口減少社会における財政運営の難しさ
2 進むインフラの老朽化と対応の遅れ
3 自治体間競争という言葉の錯覚
4 増え続ける医療費
5 増え続ける生活保護費
6 補助金という誘惑
7 外から見えない特別会計の存在
8 臨時財政対策債(赤字地方債)のわな
コラム 米百俵


第7章 自治体財政を正常化させる9つのヒント
1 住民ニーズを捉えた施策の選択と集中を行う
2 現場の問題を現場の発想で解決する
3 行政評価で目標・プロセスを見える化する
4 行政改革で小さな自治体を目指す
5 長く続いている事業ほど時間をかけて議論する
6 公会計制度改革で「全て」を「ざっくり」捉える
7 公会計制度改革でコスト意識を醸成する
8 共同で築く社会(新しい公共)の青写真を描く
ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

6
柏市立図書館本館にて。ここの図書館、市役所の隣にあるせいか、自治体行政ハウツー本を多く購入してるように感じる(我孫子市と取手市に比べての印象)。平成の行革、おおざっぱに言うと、バブルで土地がアレして、地方債(基本的に建設)が社会保障に寄ってって…という感じか。ここ20年はリーマンショックと震災とコロナ禍と、急な支出が増えて。2023/09/16

ブルーツ・リー

4
自治体予算の専門書というか、地方財政の基本の基本。といった所で、抽象的な表現が多い事もあって、一般向けの、表面的な内容に思えてしまった。 一応、前書きに、首長を目指す人向けと書いてあったが、地方自治体の首長は、この程度の内容を知っているだけでも務まってしまうものなのだろうか? このくらいの内容であれば、普段より、新聞の通読を欠かさない一般人の水準でも知っている事のように思える。 地方行政は財政難です。人口減で更に深刻になります。PDCAサイクルがどうか。 大学を出ていればみんな知っている話。2023/09/12

・・・

0
自治体予算の概要が学べる本。用語など振り返りに再読し、苦手意識を緩和して行きたい。2024/02/18

さな

0
少々自治体予算に興味があって、特に前半を重点的に読む。基本というにはイメージ程度のものがおおく、実務に使えるかというと甚だ疑問だが、概要や言葉を知るにはちょうどよい。著者の意気込みはすごくわかるのだが、一章からいきなりこの内容はやめたほうがいいかも。2024/01/28

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