宝島社文庫<br> スマホを落としただけなのに 連続殺人鬼の誕生

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宝島社文庫
スマホを落としただけなのに 連続殺人鬼の誕生

  • 著者名:志駕晃【著】
  • 価格 ¥789(本体¥718)
  • 宝島社(2023/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784299045751

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内容説明

映画化も大ヒット!累計100万部突破の人気シリーズ最新刊

ある朝目覚めると、首を吊った母親を発見した佐藤翔太。身寄りのない小学生の翔太は養護施設に送られ、そこでヨシハルという少年に出会う。そして、彼が翔太と距離を縮めて殺人を促したことで、翔太はとある殺人に加担することになり……。スマホを駆使した詐欺や暴行、殺人を繰り返してきた「怪物」の正体とは。黒髪の女性ばかりを凄惨な方法で殺害した連続殺人鬼が生まれるまでの物語。


(著者情報)
志駕 晃(しが・あきら)
1963年生まれ。明治大学商学部卒業。第15回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『スマホを落としただけなのに』で2017年にデビュー。他の著書に『ちょっと一杯のはずだったのに』『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』『スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス』(以上、宝島社文庫)、『そしてあなたも騙される』(幻冬舎)などがある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イアン

134
★★★★★★★☆☆☆『スマホを落としただけなのに』シリーズ第4弾。虐待を受けて育った翔太は、母親の自死により天涯孤独の身となる。送られた児童養護施設で彼が出会ったのは、虫殺しを徐々にエスカレートさせていく「ヨシハル」という人格だった…。第1弾に至る「エピソード0」的な位置付けで、2つの視点を目まぐるしく切り替えながらその異常性を浮き彫りにさせていく。これだけの犯罪をいかに露見させずに成し遂げたか(単に山奥への遺棄ではなく)という部分で説得性を欠くが、リーダビリティの高さは抜群だ。次は浦井の未来を読みたい。2023/09/18

★Masako★

74
★★★✭☆ シリーズ4作目。あのサイコキラー、連続殺人鬼の浦井が誕生するまでを描いた物語。過去の「僕」視点と現在の「俺」視点で交互に話は進む構成。3作目を読んだのがもう3年半位前なので、浦井についてうろ覚え状態だったのがちょっと残念💦虐待、ネグレクト、壮絶な過去が「浦井」を生み出した。この頃から既に悪質なハッカー(クラッカー)ぶりを発揮してたのね。そしてラストにはビックリ! ここから繋がる1作目を読み返したくなった。スケールが大きくなった3作目の続編も早く読みたい♪2023/09/07

aki☆

65
シリーズ4作目はエピソード0。自殺した母の影をいつまでも追う気弱な『僕』翔太と、そんな翔太を支えながらハッカー、殺人と悪に手を染めていく『俺』ヨシハルの視点で交互に展開。これと言って驚く真実や過去があった訳ではないけど、構成と展開の上手さで読ませてくれた。いや驚きの事実もあったかな。その名前は確か…や、途中感じた違和感の正体がラストで分かった時はさすがに驚いた。一作目に繋がるラストに、その後の恐ろしい展開を思い出してゾワッ。2023/10/29

ごみごみ

61
「スマホを落としただけなのに」シリーズ最新刊の今作は、あの連続殺人鬼が誕生するまでの物語。エピソード・ゼロ!「僕」と「俺」時系列の異なるふたりの目線で話は進み、なんとなく予想がついたものの、人物像に違和感を感じつつ読んでいたら、ラストで・・!? あぁなるほど!そうだったのか〜!こうしてシリーズ第1作に繋がるのね。それにしてもSNSでの情報や写真から個人が簡単に特定されていく様に、改めて恐怖を感じた。このシリーズを読むといつもその危険性を思い知らされる。2023/08/20

sayuri

60
『スマホを落としただけなのに』シリーズ第四弾となる本作は連続殺人鬼を生み出した原点となるエピソード・ゼロ。「俺」と「僕」を小刻みに、交互に描きながら物語は展開していく。冒頭から衝撃的。母親の自殺を目撃した小学生の翔太は養護施設へ送られ、そこで少年・ヨシハルと出会う。虫殺しから始まった殺意は犬や猫、最終的には人へと向けられその感覚は次第に麻痺していく。幼少期に受けた虐待、そして現実逃避から生まれたものの正体に震える。第一弾ほどのストーリー性はないが、サイコパスとも思える巨悪な「怪物」の異常性に怖気が走った。2023/09/26

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