子どもが起きない！【電子特典付き】

著者名：渡辺正樹/むぴー

主婦の友社（書籍）（2023/07発売）

• ISBN：9784074553389

内容説明

ある朝、子どもが起きられなくなったらどうする？　学校に行けなくなったら？　起立性調節障害の現実と対策がマンガでわかる！

朝、お子さんが起きられないことはありますか？　現在、中学生を中心に10代の約10人に1人が、起立性調節障害（OD）という病気にかかっていると言われています。朝に起きられなくなるなどの症状で、患者の3～4割が学校に行けなくなるなど、不登校の原因になることも多い病気です。コロナ禍で診断数が激増し、患者数が10倍に増えたケースも。テレビ番組で特集されたりYouTubeで関連動画が人気を集めたり、注目が高まっている一方で、2006年にガイドラインが発表されたものの、本人だけでなく家族も含めた生活習慣の改善が必須となる、治療が難しい病気でもあります。本書では、自律神経失調症でもあるODの症例を多数担当してきた自律神経の名医が、３ステップで治すOD治療のノウハウを初めて体系化しました。また、ODの実情をマンガ化することで、OD患者やその家族が抱える問題や、治療のポイントをわかりやすく解説しています。

電子版購入特典：電子版には、購入特典として「貼って使える！OD筋トレ一覧表」のファイルを解凍できるパスワードを収録しております。※詳細は、巻末の特典ページをご確認ください。


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渡辺 正樹（ワタナベマサキ）：愛知県名古屋市・渡辺クリニック院長。神経内科認定医、医学博士。名古屋大学医学部卒業後、名古屋第一赤十字病院の副部長等を経て、エスエル医療グループに参加し、認知症・動脈硬化・自律神経失調症・脳卒中などの神経に関する疾病を専門とする現在のクリニックを開業した。自律神経失調症でもあるOD（起立性調節障害）をはじめ、医療機器メーカーの担当者が「日本一自律神経を検査している医師」と語るほど自律神経に関わる多くの疾患および臨床を担当し、患者を回復に導いている。

むぴー（ムピー）：漫画家・イラストレーター。大阪在住で、3児の母。2019年、『子供ができて知ったこと』（扶桑社）でデビュー。やさしいタッチの絵と心温まるストーリーが子育て世代を中心に人気を呼び、自身の連載の他、書籍の挿絵や企業のPRマンガなど、多方面で活躍中。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[boo]

起立性調節障害。小学校高学年でよく聞くようになったと思います。本人だって行きたくないわけじゃない。でも、行かないことが続くと行き辛くなるのはわかるなぁ。 どうやって復活していくか。一緒に生活している母の思い、妹の思い…どの人の思いも共感できて辛い…ちょっと気になった時に読んでみるといいと思います。

2023/11/24

[カナコ]

我が子もこの小六の春から、朝から頭痛腹痛吐き気など、原因不明の不調が続いている。病院で調べても、特に異常は無く。たぶん自律神経の乱れでは、とのこと。いろいろ調べてみたら「起立性調節障害」に当てはまる節が…。この本を読んで、参考にして、親子で乗り越えて行けたらな…と思った。

2023/10/31

[のんたろう]

神経内科医による起立性調節障害（OD）についての本。ODとは何かから始まり、実際の問診票や、治療のためにできる具体的なこと等が、漫画やイラストとともにわかりやすく解説されている。例えば「朝は決まった時間に体を起こす」こと。毎朝同じ時間に声をかけても起きないんだから仕方ない、と思っていたが、どうしても起きられなければ、眠ったままでも上体を起こしてやるといいとのこと。知らなかった。漫画パートも子どもの気持ちをうまく掬い取って書かれていて、思わず自分の言動を省みた。ODについて知りたい方におすすめ。

2023/07/10

[suoyimi]

21時以降はスマホしない、朝決まった時間に起きる。

2023/09/02

[yucono]

図書館の返却棚にあった本。様々な理由で不登校の子どもたちがいる。そのうちの一つには起立性調節障害がありその割合は思っている以上に多いと改めて知った。大人でも自律神経の乱れを感じることが多いのだから、心身が成長する子供達にはより影響が大きいのだと思う。昭和の頃にも知られていないだけであったのかもしれないし、生活習慣が変わったことで増えてきたのかもしれないが、今後も身近にあり続けるものだと思う。

2023/08/17