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内容説明
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世界中で愛される、美しい観賞魚を育む人々。
泳ぐ芸術とも呼ばれる錦鯉。
江戸時代に新潟県中越地方の山間の集落で誕生しました。
自動車がなく、道路も整備されていない時代には、集落が雪におおわれると、ふもとに下りるのも、ままなりませんでした。
そのため、夏に鯉を田んぼに放して育て、冬の間は家の台所につながる池に入れておき、食べていました。
その中から、ごくまれに色の変わった鯉が生まれたようです。
そうした鯉は食べずに大切に飼い、そこからまた、色あざやかな鯉が生まれてきました。
やがて、それは「錦鯉」と呼ばれるようになりました。
現在では海外でも人気が高まり、40以上の国々に輸出されています。それらの国の愛好家には、日本語のまま「Nishiki Goi」と呼ばれ、愛されています。
錦鯉を育み、そして、これまでに誰も見たことがない錦鯉創りに取り組む養鯉場に密着した写真絵本です。
【写真と文】松沢陽士(まつざわようじ)
1969年千葉県生まれ。東海大学海洋学部水産学科卒。
1997年より写真家として活動を開始。日本の淡水魚、海水魚、水の生物を幅広く撮影。
水中写真をはじめ、図鑑には欠かせない標本写真も手がける。
(底本 2023年7月発行作品)
※この作品はカラー版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
6
第50回 読書感想文コンクール北海道指定図書(中学年)2024/04/13
しげ
4
新潟の養鯉場を取材した写真絵本。でっかい鯉を横抱きにして持ち上げる場面の迫力にびっくり。鯉を通して、新潟県の豊かな風土と歴史と文化、そして未来に触れることができました。海外の人が買っていった鯉は、どうやって運ばれていくのだろう。飛行機だとしたら長いフライトや気圧の変化に耐えられるのかな。ちょっと疑問。2025/09/25
タンタン
4
江戸時代に新潟で生まれ、今も新潟でつくられている錦鯉。錦鯉を育てる鯉屋の一年を追う写真絵本。今も新しい品種が作られ育てられている。日本で生まれそして世界的へ。2024/06/06
もだんたいむす
4
錦鯉がとても綺麗。当たり前の話だけど、錦鯉はいろいろな種類を掛け合わせて育てるんだな。大変。2023/07/16
たくさん
3
私はメダカを育てているのですがそれを増やしたり育てたりするのも難しくそれを感じる仕事ってかっこいいなって思います。写真でこうやって終わ手ていると色が鮮やかでみんな好きな人が眺めたり愛でたりするのも気持ちがわかるなっていう気がします。2023/09/04




