ブルークリスタル ―公爵ドラキュラ― 上巻

著者名：江森備【著者】

復刊ドットコム（2023/06発売）

• ISBN：9784835444130

内容説明

ヴァラキラ公国公子のヴラドは、敵対する帝国トルコで人質とされていた。
トルコの皇太子メフメトは親友として大きな支えだったが、彼に同性愛の相手として辱められ、それが心の傷となった。
やがて帰国し、君主となり、男装の美女ストイカと秘密の愛を育みながら国難を乗り越えていくヴラドの元に、皇帝となったメフメト二世が、トルコ軍十五万を擁して攻め寄せるという知らせが--。

「吸血鬼ドラキュラ」のモデル・ヴラド四世の、知られざる横顔を活写した大河小説！
表紙カバーイラストは、小説の挿絵・カバー、コミックなど多方面で活躍中の人気イラストレーター、睦月ムンクさんが担当。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はるあきな]

なかなか話に入り込めず読むのに時間がかかったのですが、中盤以降（というかラスト付近？）一気に面白くなりました。上巻より下巻の方が面白いかな。

2010/06/16

[緑茶]

BL要素あり。ドラキュラと言う単語が出てきますが、吸血鬼ではありません。ドラキュラのモデルとなった人物の話です。始まり方はあまり好きでは無いのですが、ブラド幼少時から一気に読むのが楽しくなります。中盤から一気に残虐なシーンが多くなってきて憂鬱な気分に陥りますが、所々にグッとなる所があります。 ブラドが捕縛され、髪の毛を切られ(剃られ)た時は思わずヤメテェェェ!!と叫びそうになりました。何度も味方に裏切られるのは読んでいて辛かったです。 その人の評価にもよりますが、面白くないわけではありません。

2010/04/11

[nanbe]

吸血鬼のお話ではありません。史実と空想の絡め方が絶妙！歴史小説が苦手な自分でも読めた。

2010/03/01