シャーリー・クラブ

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シャーリー・クラブ

  • ISBN:9784750517940

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内容説明

「どこにいたって、あなたは決して一人じゃない。」
韓国で注目を集める若手作家による瑞々しい青春ストーリー!

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ワーキングホリデーで訪れたオーストラリア。
「シャーリー」だけが入れるクラブがあるって知って、興味津々訪ねてみたら、そこには白髪のおばあさんたちが。

そうしたら……背の高い、東洋人とも西洋人とも、女とも男ともつかない彼が……「誰を探してるの?」って〈完璧な紫色の声〉で呼びかけてきて……。
この出会いって、運命? それとも偶然なの?

差別に傷つき、アイデンティティに迷い、そして恋に奮闘して……。
人種や世代を超えて痛みや喜びを分かちあうピュアな“愛”の物語。


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【もくじ】
SIDE A
 ■Track 01
 ■Track 02
 ■Track 03
 ■Track 04
 ■Track 05
 ■Track 06

SIDE B
 ■Track 07
 ■Track 08
 ■Track 09
 ■Track 10

Hidden Track

■あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

15
サイドAとBにわかれた変わったつくりの本。読みやすい。2023/07/19

ヘジン

11
オーストラリアで韓国人女性が偶然の出会いからシャーリー・クラブ(実在)に入会する。シャーリーは古風な名前で、若い人には珍しいのだとか。ポップな文章に乗ってワーホリと旅と恋を疑似体験。主人公のまっすぐな行動力がまぶしすぎて、シャーリー・クラブのメンバーのおばあちゃんになった気分で応援せざるを得ない。こんなふうに行く先々の町でシャーリー達がアテンドしてくれたら最高だな。ラストは予想通りだけれど、押しつけがましくないちょっとした問題提起もいろいろあるし、ディテールがうまいのでとても引き込まれた。読後感さわやか!2023/07/14

ののまる

9
ちょっと上手くいきすぎかと思うけどティーン向けだもんね。アジア人相手のワーキングホリデーの闇とか(同じ国籍の人が同じ移民から搾取)、移民への人種差別とか、多文化主義のユートピア的イメージのオーストラリアにもこんなことがというのが織り込まれていて、オーストラリア在住の人から聞いた話とピッタリはまった。2024/02/17

Ayakankoku

8
あまり共感出来ず。自分を受け入れてくれる何かに属すって大事だし心の安心に繋がるなと感じた。2023/11/03

一柳すず子

6
シャーリーという名の人がメンバーになれる互助会に助けられて頑張る韓国人ワーホリさんの恋と人生。Sとの展開も良かった。オーストラリアって素敵だなーと思った。ルームメイトも良かった。二人の移動はすごくワールドワイド。2023/08/13

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