激変する地球の未来を読み解く 教養としての地学

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激変する地球の未来を読み解く 教養としての地学

  • 著者名:蜷川雅晴
  • 価格 ¥1,600(本体¥1,455)
  • PHP研究所(2023/06発売)
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  • ISBN:9784569854939

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内容説明

近年、様々なところで地球環境や自然災害に関する話題を耳にすることが多くなりました。巨大地震、緊急地震速報、火山噴火、異常気象、エルニーニョ現象、地球温暖化などは、誰もがニュースなどで聞かれたことがあると思います。これらは、すべて高等学校の地学で学習できる内容であり、理解しておきたい身近な自然現象でもあります。本書では高校地学の内容すべてを解説するのではなく、特に身近な自然現象である地震、火山、気象、環境などを中心に、教養として身につけておきたいことを中心に解説しています。そのため、本書の内容を日常生活の中で実感できることも多いと思われます。また、日本列島では、これからも確実に地震災害、火山災害、気象災害が起こります。これらの災害の一部は、地震、火山、気象などについての正しい知識があれば、防ぐことができるものもあると思います。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴う津波によって、福島第一原子力発電所の事故があり、放射性物質が大気中に放出されてしまいました。事故当時、福島第一原子力発電所の周辺では南東の風が吹いていましたが、あるニュースキャスターが、南東の風を南東へ吹く風と勘違いし、放射性物質が南東へ運ばれると伝えていたことがありました。気象には「風向」という用語がありますが、風向は風が吹いていく方向ではなく、吹いてくる方向を表します。すなわち、南東の風とは、南東から吹いてくるため、北西に向かって吹く風となります。その結果、福島第一原子力発電所の北西側にある飯館村などへ放射性物質のセシウム137が拡散されてしまいました。このような勘違いは、日本人の多くが地学を学習していないことと関係しているかもしれません。地学で学習する内容は身近な自然現象だけでなく、身近なところで起こる自然災害とも深く関係していますので、地学の教養を身につけることは、自然災害の多い日本列島で生きていく私たちにとってとても重要なことになります。地学の教養を身につけ、日常生活をより有意義なものにすることに役立てていただければ幸いです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TadashiK

1
★★★★☆あまり期待していなかったが予想以上に面白かった。地学なんてほぼ知識ゼロ、興味もほぼなかったがタイトル通り教養として知っておいて損はないと思った。自分の好きな分野以外でも面白い本は面白くて、スラスラ読めることを実感。2024/02/22

しょう

1
大学受験ぶりに復習。受験に使った科目ですら曖昧にしか覚えてないから、物理や化学なんかは尚更なんだろうな、と思った。2023/08/15

くろう

0
図。たまには真面目に勉強するか、と借りてきたけども。きっと分かりやすく噛み砕いて説明してくれているんだろう。けれど、けれども、数字の話が出てくると急に眠くなるのは何故なのでしょう。やはり地球から火山の辺りは苦手意識が強い。そして天気にまつわるところはサクサクと読める。地学という教科を学習したことはないのだが、これが一つの教科として存在してるの?難しすぎない??イラストやグラフが豊富で、イメージは出来る気がする。聞いたことあるけどよく分からない用語を学べたのはありがたい。苦手分野も勉強しないとなぁ。2025/07/28

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