マンガでわかる!うつの人が見ている世界

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マンガでわかる!うつの人が見ている世界

  • ISBN:9784866516295

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内容説明

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「うつの人の思いを十分すぎるくらいに代弁してくれている。当事者と周囲の人にとって大きな救いになると感じた」
「自分にとっては、全編にわたってあるあるネタだった」
うつを経験した当事者の方々から、95%の共感を頂きました。

★100人以上の当事者の声をもとに作られた「心の不調がある人」と同じ目線で寄り添うための本★

いま、日本では7~8割の人が、一生に一度は何らかの精神疾患を経験すると言われています。(厚生労働省報告書による)
うつ病、適応障害、双極症、不安障害、パニック障害など、その名前はさまざまですが、共通点は「抑うつ状態」を経験すること。
うつ状態に陥ると、気分が落ち込むことはもちろん、身体が重く動けなくなったり、集中力が途切れて文章や映像が理解できなくなったりと、今までの「当たり前」が難しくなります。
でも、うつの症状やその感覚は、なかなか言葉で説明することは難しく、ご家族や周りにいる人は、なかなか実感を持って理解することができません。
そのために、ご家族やご友人、同僚など周りの人は「どう手助けするべきなのか」「なんと声をかけたらいいのか」がわからずに話しかけるのを躊躇したり、朝起きられないことや、会社に行けないことが、症状なのか本人の性格なのか分からずに、イライラして優しくなれなくなったりと、ご本人との関係がギクシャクしてしまうことがあるのではないでしょうか。

「うつの人が見ている世界」は、「わかりたいのにわかれない」「わかってほしいのに伝えられない」という、ご本人と周りの人の心のもやもやを軽減するために、うつを経験していない人でも、その感覚を想像できるような本を目指しました。

●第1章 うつの人が見ている世界
「心の病」で片づけられがちなうつの症状を、100名以上の当事者の方への調査で分かった声から、19のエピソードを通してマンガでわかりやすく解説。
例えば…話しかけても反応しないのは ⇒ 頭に常に大きなおわんがあるような、現実との間に1枚壁が出来てしまうから。
●第2章 うつの人の世界に寄り添うコツ
うつの人が周囲の人と関わる上で力になったことや、負担になってしまったことを8つのエピソードを通してマンガで紹介。
例えば…「何かしてほしいことある?」は、プレッシャーを与えにくい魔法の言葉

その他、「うつの人がしてもらって嬉しかったこと」など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

96
私もうつ病持ちながらだいぶ病状が安定しているので、病気が酷かったころを振り返るような気持ちで読む。マンガが読みやすく体験談が身につまされた。この本で出てくる症状はだいたい経験したことあり。音や光が痛いってのは私もなったなー。テレビ音声や映像が怖かった。病状がまだ酷いのに無理に働いたりしたので「新しいことを覚えられない」にも悩まされた。双極症はなったことがないのでいまいち実感がないが躁状態とうつ状態、両方あるのはしんどそう。病気の人にどう接すれば良いのか指南的なことが書いてあって実用性が高い本だと思います。2025/11/14

読特

65
「身体が石のように重い」「突然体調が悪化する」「いつも何かに追いかけられている」…誰でも心が沈む事がある。たいていは気持ちの持ちようで解消する。鬱の症状が理解されにくいのは、健全な心のサイクルにあまりにも近すぎるからでもある。快復できないのは自分のせいではない。努力が足りていないからではない。「頑張れ」は言ってはいけない言葉。病気は感覚だけでは治せない。そのままの自分を、ありのままのその人を受け入れる。長い人生、いろんなことがある。思い出に変わる時がきっとくる。…幸いにも、この病にはまだ罹ったことがない。2024/02/08

k sato

40
うつの世界の住人だった・・・「自分はもう役に立たない人間」。私がそう思ったのは、主治医から病名を告げられた時だった。動揺し絶望した。精神疾患における「うつ状態」の苦しさは形容しがたく筆舌しがたい。しかし、それら心身の苦しみを周囲の人にも理解してもらえたら、もっと楽に生きられるのではないか。そういう当事者の声を拾ったのがこの漫画である。また、家族や友人が当事者に声掛けするときの配慮も指南してくれる。当事者と周囲の想いを代弁してくれる一冊なのだ。共感に溢れている。「うつの時はそっとしておいてほしい」は真実だ。2024/04/15

たまきら

39
おお、視覚化することで、うつの人の辛さが一目でわかるようになっています。こういうときに、まんがの良さをすごく感じます。まさに百聞は一見に如かず。文章だけでは共感しにくい笑顔の裏の悲しさ、パニック、怒り。当事者が言われて嬉しかったことが書いてあるのも有り難い。多くの人にうつは誰もがかかる可能性がある病気だと知ってほしいです。とても良い内容でした。2024/05/13

瑪瑙(サードニックス)

27
私は適応障害でうつ病ではないけれども、症状が酷かった時は抑うつ状態と診断された事がある。当時の心境が当てはまる箇所もあり、うんうんと頷きながら読んだ。常に何かに追われているような感覚。得意だったことすら出来ない。何を見ても心が動かない。自分が惨めで辛かった。ただ聞いてほしいという気持ち、よく分かる。でもそれさえも辛くて当時の私は夫に私に何も言ってくれなくていいし、何もしてくれなくていいと突き放した。抜け出せて本当に良かった。2025/12/13

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