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内容説明
現代を代表する一流童話作家の書きおろし。物語の楽しさを味わいながら、日本の豊かな季節感にふれることができます。上質なイラストもたっぷり。低学年から、ひとりで読めます。巻末の「まめちしき」で、行事の背景についての知識が高まります。「おはなし12か月」10月の巻は、「日曜日」シリーズの村上しいこが、とくべつたのしいハロウィンパーティーへごしょうたい!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しーまま
9
「おはなし12か月」の10月のおはなし。村上しいこさんも絵の宮尾和孝さんもお初でした。他の絵はすごく可愛いのに、犬の絵だけなんであんなにかわいくないのでしょうか…。10月のまめちしきのハロウィンってなあに?は勉強になりました。2014/10/23
遠い日
9
しいこさんなのに、大阪弁(関西弁)ではないところが新鮮。ハロウィンを本来の意味でとらえたところも、いい。みほちゃんの家の犬の変身に導かれて入り込んだ不思議な世界のハロウィン・パーティー。グリルと名を変えた犬とのやりとりがおもしろい。乱暴なことばも、時としてまっすぐに心に突き刺さり覚醒を促す。発したことばと、自分の気持ちがいつでもイコールの関係とは限らない。その悔やまれる気持ちも、不思議の夜は吐き出させてくれる。ちょっとした異界を楽しんだ。2013/10/19
深青
8
グリル!!(笑)彼が素敵で笑ってしまいました。ハロウィンは御菓子をもらう日ではなかったのですね(笑)ハロウィンの風習や謂われについて、勉強になりました。2013/10/22
まさこ
4
ハロウィンて西洋のお盆なのを初めて知りました。 飼い犬のグリルが可愛らしい。ガラ悪いけど(笑) おばあちゃんに謝れたのでしょうか。良かったですね。2023/10/21
aosora
4
村上しいこさんの児童書に興味あり、少しずつ読んでいます。ハロウィンパーティーに行けなくなってウジウジのみほ。愛犬"フリル"に誘われて不思議な世界へ。名前を変えて、ちょっと偉そうになった"グリル" と不思議な時間を過ごします。ハロウィンってどんな日?何となく日本のお盆に近いのかな?そんな事を考えたり。不思議な経験を経て、それまでのモヤモヤがふっと消えていきます。みほの成長も感じる一冊です。2023/09/17