ヒーローズコミックス ふらっと 最果てに惑う(1)

著者名：モモヤマハト【著】

ヒーローズ（2023/06発売）

• ISBN：9784864681773

内容説明

「7年前、俺は人を殺した」
妹・由里を自殺へ追いやった男を殺した和久一馬は、7年の服役を終え出所した。
時を経てもなお、男を殺したあの瞬間が脳裏をよぎる。--目の前にいた、あの一人娘のことも。
罪の意識に苛まれ、自らの死をもって償うことを決意する一馬。
刑務所まで迎えに来た母と二人、由里の墓へ向かうと、どこか見覚えのある少女が現れて…。
殺人犯×被害者の娘の数奇な運命を描くヒューマン・サスペンス、開幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

かわいい表紙の絵に惑わされて読んだら…強姦され自殺してしまった妹の日記を読み、逆上して犯人を殺害してしまった兄の話でした、うへえ。そんな彼が出所し、母と暮らし始めるも死ぬことばかりを考えている描写がとても辛かったです。葛藤がすごくリアル。親子の前に登場するのは、彼が殺した男の娘と同じ名前の少女で…。読みながら、ちょっと女の子の描写が性的すぎる気がしてモヤモヤ。検索したら、お兄ちゃんに（喜んで）犯される妹のマンガを描いてる人だった。う～ん…葛藤は実体験…？

2024/04/30

[チューリップ]

妹に酷い事をして自殺に追いやった相手を殺して刑務所にいた主人公が出所する所から始まる話。母親から養子にしようと思っていると紹介された少女が自分が殺した男の娘である事を知り苦悩していくみたいな感じなんだけど、椎花は主人公が自分の親を殺したと知っていて近づいたっぽくて、何が目的なのか分からなくて先が気になった。椎花と同級生女子との関係とか気になる事が多い。母親は椎花の事を知ったらこんな風に家族になろうとは思えなくなってしまいそうだなと思った。どうなんだろう。

2023/09/09

[てつ]

なんか重い、暗い。絵はきれい。まだ先読みできず。ミステリなのか、復讐劇なのか、大ドンでんなのか。恋愛、家族ものなのか。それとも題名のとおり「惑い」ものなのか

2025/04/25

[Ca Bi]

妹を殺された主人公が、その加害者を殺し務所にはいり、出所したあとで加害者の娘（ヒロイン）と傷を舐め合う話。悲劇ぶっているが、自分で不幸にしておいてヒロインを守りたいと寝言をほざく主人公も、自分を不幸にした主人公に罪悪感を抱くヒロインも、どっちも異常者にしか見えない。いちおうそこにつっこむキャラもいるが、主人公は意に介さず、むしろ劇中ではその人のほうが悪いみたいな空気になってる。

2024/07/28

[イヌヌモー]

殺人罪の刑務期間を終え実家に戻ると、なぜか殺した男の一人娘と一緒に暮らすことになっていた。なんとなく感動的な擬似家族ものの雰囲気が漂いつつも、主人公は闇堕ち寸前だし展開もひたすら暗い。今のところ激重かつ謎多き設定は面白い。

2024/07/04