内容説明
家族で土建業を営むシンジのもとに、中学の同級生・エージが転がり込んできた。周囲に迷惑ばかりかけてきたエージはある日、バッセン(バッティングセンター)を作ろうと言い出す。まともな事業計画もないまま、信用金庫に勤める旧友のミナに高額の融資を申し込むが、馬鹿じゃないのと一蹴される。だがその後、ミナが融資を通したという……。次々と登場する個性溢れる人間たちはなぜ「バッセン」に吸い寄せられるのか。お金を稼ぐよりも名誉を得るよりも大切な「バッセン」とは――。今、私たちに必要なモノやコトが見えてくる長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
46
久々作者の作品、楽しめた!けど結局文庫まで引っ張ってしまった。なんかいいな、こういう関係も。エージの境遇は笑えないのに、それでも笑っているエージが巻き起こす渦にみんなが巻き込まれていくようで、やはりいつもの三羽作品の空気感で軽やかに生きていく。アツヤが両親に抱いた違和感を待ち続けてくれてよかった。犬塚三世代のそれぞれの支え方がいいな。そして自分の地元にも北バチというバッティングセンターがあって、やっぱり酸いも甘いも詰まっていたなぁ。うん、やっぱりこの作者のこういう作品好き。レビュー少ないけど。。。2024/05/09
いっこう
15
はじめましての作家さん。いろいろな設定詰め込んでいて、飽きずに読めました。2026/03/21
ペペロニ
6
喧嘩で逮捕・釈放された後帰る場所もなく、土建屋の寮に転がり込んできたエージと土建屋の息子シンジがバッセン(バッティングセンター)を作ろうとする話。なぜバッセンかというところに、主人公たちの子供の頃の過去が関わっていて動機はわかりやすく素直に応援したい気持ちで読み進めた。登場人物たちが皆好きになれた。自分にとっての「バッセン」はどこだったか。久しぶりにバッセンへ行きたくなる小説。2023/12/26
たかぃ
5
フッゥぁぢ(´꒳`) ▼土建会社の3代目でゥダッの上がらなぃシンジと、同級生で破天荒のエージが表題通りにバッセンぉ開業させるぉ話。 ▼エージの言動が荒くも人思ぃな性根に人望が集まるテンプレゎ良き。一方のシンジゎ最後まで煮え切らんとゅぅか、作中での変化が感じられなぃんだょねぇ。全部人任せ。エージが家族に殴られるシーンゎ「なんで黙って見てんだょ!助けろよ!」ってなったょ。結局シンジゎ語り以上の役回りナシでモャった。 ▼バッセンの意義ゃ社会での立ち位置が言語化されてぃて、近しく同意だったのゎ好感(´꒳`)b2026/05/05
やまじろー
5
すごく面白くて、あっという間に読んでしまった。相変わらず三羽さんの描く人物はバカで愛おしい。今回は家族や家庭、無駄で無意味だけど大切な空間がテーマだが、バッセンとは、なるほどという感じ。個人的にはボウリング場のほうが、子供の頃の思い出にはしっくりくる感じかな。とても良い作品だった。2024/03/01
-
- 電子書籍
- カラダはハチミツ




