内容説明
天下人となり、以前とは別人のようになった秀吉の姿に、妻おねねは深い孤独を感じる。秀吉の死後、豊臣と徳川の対立に心を痛め奔走するが、ついに豊臣家は滅んでしまう。戦国の乱世をたくましく生き抜いたおねねの生涯を描いた傑作長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃんどら
1
秀吉を支え続けた糟糠の妻の物語、というワケではなく秀吉に振り回されたりしながらも自分の道を貫いた女性、おねね。関ヶ原の戦いもおねねと茶々の女の戦いの目線で見ると西軍贔屓は減っちゃいそう。最後に茶々と会う事が出来ても結果は変わらなかったかも知れないがどうなっていたかは考えちゃうなぁ。2024/02/25
Y...
1
1981年に購入した講談社文庫から新しく購入。秀吉に伴い位も女性で従一位なり、更に院号も授かり高台院となる。子供が出来なかった寧々は淀殿に大坂城を明け渡して京都東山に隠居と正室なのに大変苦労したと思う。晩年は秀吉を供養しながら長生きして賢い生き方をした女性だと思った。2024/01/21
あるなし
1
後書きで亡くなったこと触れられる。戦中の秀吉像とかにも興味がわく。おねねから見ると、淀殿は子供を産んだもう一人の自分って思いが良い。2024/01/13
りんふぁ
1
秀吉後半生から大阪の陣まで。茶々が凄く嫌な女に描かれている。下巻はねねではなく、ねねを取り巻く周りの人が入れ替わり主人公のような、ただの歴史の説明のような。 上巻と違いつまらなかった。2023/08/12
グランくん
0
秀吉の正妻、おねねを描いた物。 下巻は、秀吉が関白になってから、死に、家康の天下となり豊臣が滅ぼされ、おねねが亡くなるまでです。 以前からの、色欲、金欲、権威欲が関白となりますます増長する秀吉。次々と城を建て、行幸。そして、お茶々が側室となり、子をなす。 おねねの、女の戦いはますます激しさを増す。そして、秀吉との距離は離れて行く。2024/04/15
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