内容説明
日本の伝統文化をもっと自由に楽しく!
茶聖・千利休を祖とした表千家流の教授が伝える、
いつでも だれでも 始められる あたらしい茶道。
…茶道は敷居が高く近寄りがたい
…点前が覚えられなくて挫折した
…人間関係が複雑そう
…正座ができない
これまでの一般的なスタイルから、時代に合わせた茶道へ――
「人生哲学や歴史に触れる教養としての茶道も大きな魅力の一つですが、茶道が長く伝えられてきた理由の一つに『あたたかな祈り』があると感じています。日常の平安を感謝し願う、ささやかな祈りの心は、人種や民族や時代を超えて私たちの日々の暮らしに寄り添い続けるでしょう。
お茶には、人を健やかに和ませる不思議な力がある。そのお茶の楽しさをお伝えしたいという一心が本書を生みました。」
――「おわりに」より
《目次》
はじめに
第1章 茶の起源と効能について
第2章 なぜ「おうち茶道」を提唱するのか
第3章 茶道具を選ぼう
第4章 おうち茶道の作法を学ぼう
第5章 茶道の精神性
第6章 おうち茶道をやってみよう
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かめりあうさぎ
22
初読み作者様。構成は①茶の起源と効能②なぜおうち茶道の提唱するのか③茶道具を選ぼう④おうち茶道の作法を学ぼう⑤茶道の精神性⑥おうち茶道のすすめ。最近お抹茶とお道具を購入したので基礎知識を勉強するために購入。茶道と言うハードルの高さを払拭したい思いが著者にはあるようで、確かにこれなら最低限の出費で今日からでも楽しむことができそうと思いました。千利休とキリスト教の関わりなど興味深いことも学べて楽しかったです。2023/09/17
宇宙猫
13
★★★ 利休は、吸茶や道具の清めなどをキリスト教から取り入れたというのが意外だった。2023/09/07
Humbaba
2
お茶を楽しむことは必ずしもすべての作法を完全に行わなければいけないというものではない。ものを大切にして、お茶を楽しむ心さえ忘れなければそれでよいのであり、作法というのはそれお行うための手続きの一つにしか過ぎない。勿論周囲の人との関係もあるため場に応じて適切な作法をすべき場面もあるが、自宅で楽しむ分には自分自身が納得することこそが重要である。形ばかりを気にして肝心の楽しみが失われてしまうとすれば、それは本末転倒でしかない。2025/08/03
うらは
1
茶道をしてみたいなと思いつつなかなか踏み出せなかった。でもこの本を読んでお家でもお茶が楽しめるなら私でもできそうと思えた!お茶始めてみようと思う。2024/10/11
Yoshi NAK
1
気軽に茶道を楽しめる方法の提案。 茶道に関する幅広い内容で面白い。さっそく実践してみたい。2023/04/05