富士見L文庫<br> 遠鳴堂あやかし事件帖〈其の2〉誰も君にはなれない

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富士見L文庫
遠鳴堂あやかし事件帖〈其の2〉誰も君にはなれない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040703763
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

あやかし事件が集う店・遠鳴堂。そこで暮らすことになった明は、怪異に近づくことで自身に眠る退魔の力を目覚めさせつつあった。そんな彼のもとに、今度はなんと幽霊からの頼み事が舞い込む。現世に残してきた家族に思いを伝えたいという幽霊の願い。それを聞き届けようとする明に、彼の身を案じる叔父・倫太郎は、深く関わらないよう説くのだが、「それでも僕にできることがあるなら―助けたいです」式神の多聞をお目付け役に、明は生者と死者が織りなす思いの渦中へと赴いていく―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

42
この中学生の主人公とその周りの子供?若者達の繊細で優しいふれあい・・老いてこそ思い出させる数々の事。子供と親は血は繋がっているがそれぞれの生き方があると。それでもある程度の年齢が来るまでは親の庇護のもとでないと暮らせない。それが問題だ。児童施設とがあるではないかと云われるかもしれないが・・。親と子、誰もが本当に分かり合って労わりあって暮らせる、そんな日が来ればいいのだが。2020/08/18

財布にジャック

42
1巻でイメージしていたよりも、今回は重い内容でしたが、新たに登場した甲斐さんのキャラクターも意外で良かったし、思った以上に読み応えのあるものでした。明くんの成長も気になるし、それ以上に両親の秘密が今後どんな風に物語に華を添えてくれるのかが楽しみです。そして、明くんだけではなく、倫太郎さん、多聞さん、望月さんも安達くんも、どのキャラをとっても主役になれそうなキャラなので、今後の皆の活躍を期待しています。早く続きが出ると良いなぁ。2014/10/27

hirune

40
今回もなかなか重たい内容で 双子の事情が不憫でしたが、新しく出てきた甲斐が好感が持てる子で、望月や安達と合わせて明の周りにいいキャラが揃ってきた気がします。明は秘められた超常の力だけでなく、素直で柔軟な性格に器の大きさを感じさせて、良い主人公だと思います。しかし 鳴弦座って感じ悪い悪の組織みたいな印象なんだけど、もしかして改革が必要なんじゃないかなぁ?スポーツの腐っちゃった感じの協会みたいに😅2019/10/13

ううち

21
派手なストーリーになりそうな設定なのだけど、落ち着いてさらっと読みやすい。ストッパーのかかっている明くんの能力が今後どうなるのか気になります。さみしがりや?の多聞さんが可愛いかったです。2015/11/13

ネムコ

20
遠鳴堂、第二巻。よくまとまってるけど、世間が狭いなぁ。叔父の倫太郎さんが明のことで悩むのがかわいい。猫の多聞の出番がもっと欲しかったけど、いるだけで和むわぁ♪ 他の小説に、黒い子猫の姿の猫又で「沙門」って子が出てくるんだけど、多聞を見てると思い出してしまう。椎名さんも夢枕獏の九十九乱蔵シリーズ読んだのかな?2014/10/17

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