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内容説明
私たちの想像が及ばないほど広大な宇宙。その広さは無限大にも感じるが、はたしてそれは本当なのだろうか。また、この世界を支配する4つの力(重力、電磁気力、強い力、弱い力)はいずれも遠隔力であるが、とすると少し見方を変えれば、この宇宙に触れ合っているものはなく、0もまた存在しないのではないだろうか。0と無限大にまつわる素朴な疑問。そんなシンプルながらも深淵な問いに、天文学者が果敢に挑む一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寝落ち6段
23
我々の生きる宇宙に0や無限大は存在するのか。無限大は、存在しない。エネルギーも質量も、保存されるので、無限に増大、膨張することはない。宇宙も、有限であり、いずれ、宇宙も何かしらの終わりを迎えることだろう。0が存在しないというは、今まで考えたこともなかった。数学でも0は登場するし、日常でも0の概念は使われているように感じていた。そもそも0は概念なのか。物と物の接着は、極ミクロな世界では触れ合っていないことは知っていた。この宇宙に関して、新しい観点で捉える事ができる、面白い本だった。2025/03/27
原玉幸子
16
4つの力、17種類の基本粒子、プランク定数、ダークマターやダークエネルギー、絶対温度等々、(4つの力が「遠隔力」であるのは初めてでしたが)其々を詳しくは知らなくても、何となく何たるやは知っているので、宇宙に関する知的アップデートとは違い、新味に欠ける印象となりました。敢えて言えば、アキレスと亀のパラドックス等、数学の切り口で宇宙を語る「物語」でしょうか。一言で纏めるなら、「宇宙に瞬間はなく、時間は揺らいでいる」。ふーん、成程。(◎2023年・夏)2023/07/22
HaruNuevo
15
宇宙論、素粒子論の基本を『無限大』『ゼロ』という斬新かつ比較的わかりやすい切り口で論ずる、意欲的な教養新書。ほぼ数式無しで、宇宙論と素粒子論の入り口から索引を眺めることが出来る。 ゼロはなく、無限大もまた無い。プランク定数の定性的な意味を少し理解することが出来て、とても面白かった。 『無限大』『ゼロ』を軸にしつつ、発散しない程度に話題はを拡張しながら、読者を飽きさせることがない。2023/09/28
はとむぎ
11
神様は数学者だが、0と無限大は嫌いだと。そして永遠も。 面白い本でした!2023/10/23
onasu
8
宇宙の広がりが470億光年だというのが初見で、その他、絶対温度、4つの力と量子のふるまいなどをなぞれましたが、文系脳にはハードルが高過ぎでした。2023/08/30
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