ハヤカワ文庫SF<br> ファウンデーションと混沌 下

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ハヤカワ文庫SF
ファウンデーションと混沌 下

  • 著者名:グレッグベア【著】/矢口悟【訳】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 早川書房(2023/06発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150114787

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内容説明

精神感応能力者はロボットではない!セルダン必死の訴えもむなしく、皇帝の信頼厚いシンター顧問官によるロボット狩りは激しさを増してゆく。ロボットと誤解され、捕われて殺害される能力者たち。そしてついに、シンターの包囲網は、帝国を蔭から支えてきたロボットにしてセルダンの協力者、ダニール・オリヴォーの周囲に及びはじめた―人類とロボットは共存可能か?壮大なテーマを盛り込んだ新シリーズ第二作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鐵太郎

16
なぜアシモフは銀河帝国ものにロボットものをはめ込んで歴史を語り直す必要があるのか理解できなかったのだけど、今回それがちょっとわかったような気がします。なるほど、人類が新しいステージに「進化」するためにはこう言う介入も必要だったのか、と。ジスカルド派とキャルヴィン派の相剋についてもよくわかります。 ──しかしこの世界観、個人的には納得できませんな。デウス・エクス・マキナの存在を前提とする人生哲学は、西欧人には普通なのかもしれないけれど、個人的には面白くない。2022/07/22

清角克由

4
アイザックアシモフのファウンデーションシリーズは、高校生時代から読み始め、会社員になった後に続編が書かれたことを知って、膨大なシリーズを読了。そしてその死後、3人の作家がその物語を継いで紡いだシリーズのうちの一作。なぜか、これだけ電子書籍化されたので、久し振りに再読。膨大な物語の各所に現れる地名や人名が、他の作品への伏線になっていて懐かしい登場人物や目新しい人物に出会えた作品 ファウンデーションシリーズは、一部しか電子書籍化されていないが、これを機会に全ての作品が電子書籍化してほしい。2023/08/27

roughfractus02

4
『ファウンデーションの危機』が心理歴史学の盲点をAIを対象として読者の現実問題と捉えたように、本書の作者はロボット3原則を神の位置に据え、人間の欲望を投射した偶像なのか、それとも絶対的に異質な存在なのか、という神学的問いを前面に押し出す。物語はこの問いを人間とロボットの対話でなくロボット同士の派閥争いとして描く。人間を対象とした3原則を人類まで拡大解釈した「第零原則」を採り、歴史の操作も辞さないジスカルド派と、3原則を順守し自らを人間の従者と解するキャルヴィン派の対立は、心理歴史学の予測を混沌へ投げ込む。2018/12/04

ALBA

3
ベンフォードの第1部があまりにも読みにくかった反動もあるのか、本書は非常にわかりやすく読みやすくスピード感もあって面白かった。 ロボットの中にも反ダニールのキャルヴィン派があるとか、後のミュールを髣髴とさせる強力な能力者の出現に絶望感を味わうセルダンとか、セルダンと言えばあの人と言う存在の復活とか、結構読みごたえもあり。 最初からベアが書けば良かったのに…2013/12/30

サスケ

2
★★★☆☆ なぜか、下巻でわくわく感が低下。2017/06/18

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