内容説明
帝国滅亡を予言した咎で、目論見どおり裁判にかけられるハリ・セルダン。すべては心理歴史学が示す未来の道を辿るかに見えた。だがそのとき、予測外の出来事が発生した。ファウンデーションの中核を担うはずの精神感応能力者たちが次々と殺されてゆくのだ。ファウンデーション創設を危うくするこの局面に、セルダンはいかにして立ち向かうのか?アシモフが遺した好評シリーズを甦らせた「新・銀河帝国興亡史」第二部。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
16
新・銀河帝国興亡史、その2。前巻は元のシリーズとのさまざまな乖離と、その延長線上のジャンヌ・ダルクとヴォルテールという不可解なキャラに幻惑され、分厚い割に欠点ばかり目について楽しめなかったのだけど、この巻でちょっと持ち直した、という感想。オリジナルの第一巻の冒頭「心理歴史学者」の世界を裏から見たもの、といっていいかな。リンジ・チェンとロボットたちの存在がオリジナルより大きくなっていますが、下巻でこれがどう進展するのか。2022/07/17
roughfractus02
4
アシモフの1作目『ファウンデーション』の背景を描く新・続編2作目は、ファウンデーション設立にロボットが背後で暗躍し、ベンフォードの前作に登場した「模造人格」も加わる。読者は、帝国の滅亡を予測したセルダンの裁判と第二ファウンデーションを担う精神官能能力者をロボットと見なした掃討作戦の中、本書のテーマが心理歴史学からロボット3原則に移行するのを知る。本シリーズで神としての「永遠の存在」を帝国の2万年を見守るロボットに設定したことで、人間とロボットの主従関係は決定不能となり、3原則に深刻な歪みを生み出したのだ。2018/12/04
サスケ
2
★★★★☆2017/06/15
ALBA
2
第1部のベンフォードの「~の危機」があまりにも読みにくかった反動もあり、このベアの第2部の読みやすい事。久しぶりにスイスイ読めました。これで何とか本作は今年中に読み終わりそう。と言うわけで、さぁ下巻へ。2013/12/21
マサトク
0
面白いし牽引力もあるんだが、いかんせん登場人物が多くて話がとっちらかるな。とはいえ、さすがのベアと言ったストーリーテリングではあるので、続巻期待。2025/01/04
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