君はスキノサウルス（３）

著者名：関口太郎【著】

講談社（2023/06発売）

• ISBN：9784065318034

内容説明

スピノサウルスの全身骨格を発見！

専門家も巻き込んだ本格的な発掘が始まる…かと思いきや立ちはだかる予算という現実の壁。
そして高校2年の冬、カオルと椛はお互いの進路を決める。
化石に夢中になった青春のキラメキを胸に、
二人が選んだそれぞれの人生のストーリーとは？

「化石」に恋した二人の地味で熱い発掘青春ラブストーリーついに完結！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[もちお]

かなり強引に終わっちゃいましたね。打ち切りにさえしなければ、空前の化石ブームを起こしたかもしれないのに。監修が土屋健氏らしいのですが、事実上の監修は作中にも実名で登場している小原学芸員じゃないの？鳥屋城、湯浅町の海岸、広川町の磯海岸、博物館、全部見たまんまの風景で、あそこにスピノサウルスの全身骨格があるんじゃないの？と空想してしまいます。そうだ、化石探しに行こう。

2024/11/04

[mt.gucti]

３冊でまとまってしまったけど、化石発掘のリアルが知れて面白かった。その後まで描かれるとは　流石ですね。

2024/03/03

[たけのこ]

これで完結ですね。最後は駆け足だったかと思いますが最後まで面白かったです。恋愛だけじゃない「青春もの」って感じが素敵でした。強い要素いっぱいあって、もう少し続いてアニメとかになったりすればかなり違ったと思うんだけど悔しいなぁ。次作も楽しみにしています！

2023/07/05

[ブラッディ・ミサフリーク]

（発掘から話は逸れるが）イグアノドンの研究で子供の頃偉大に感じたギデオン・マンテルは商才がなかった。ロマンだけで研究者は務まらない。クラファンという今ならではの解決法を出すのはよかった。本作にその名が出たプレパレーターなどが人口に膾炙してから作者にこうした作品を執筆してほしいところ。

2023/06/15