角川スニーカー文庫<br> 腕を失くした璃々栖 弐 ~明治悪魔祓師異譚~

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角川スニーカー文庫
腕を失くした璃々栖 弐 ~明治悪魔祓師異譚~

  • 著者名:明治サブ【著者】/くろぎり【イラスト】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • KADOKAWA(2023/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784041137307

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内容説明

仇敵たる毘比白を神戸から退け、右腕を取り戻した璃々栖。そして、皆無は魔王化を経て、大印章の力に目醒めた。
 次なる覇道への一歩、阿栖魔台移動城塞の起動の鍵を求め、十二聖人がひとり神威中将と共に、魔界へと臨む――。
「皆無、征くぞ。予の祖国まで凱旋じゃァ」
 物理界と霊界を跨ぎ、旧・阿栖魔台王国へと向かう璃々栖らに、やにわに毘比白の魔の手の影が差す。暗雲立ちこめる出立と時を同じくして、日本國を取り巻く情勢もうねりをあげ――悪魔祓師と大悪魔、二人の旅路は新たなる局面へ。
 明治悪魔祓師異譚『腕を失くした璃々栖』、第弐幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

31
皆無は魔王化を経て大印章の力に目醒め、仇敵たる毘比白を神戸から退け、右腕を取り戻した璃々栖。次なる覇道への一歩、阿栖魔台移動城塞の起動の鍵を求め、十二聖人の一人・神威中将と共に魔界へと臨む第二弾。物理界と霊界を跨ぎ、旧・阿栖魔台王国へと向かおうとする璃々栖らに伸びる毘比白の魔の手。時を同じくして厳しくなる日本國を取り巻く情勢。まさかのロボットバトルだったり、思わぬ形で再登場した幼馴染の重い愛も明らかになるカオスな展開でしたけど、絶望的な状況でも最後まで諦めず、愛の力で覆す熱い展開の続きをまた読みたいです。2023/06/02

冬野

11
シリーズ第二弾。相変わらず脚本のセオリーとか関係ないぜ!自分が書きたい場面と要素をできるだけ詰めこむぜ!という心意気が伝わってくるようでとても好き。全巻より全体的にきな臭い国際情勢の中の、取って付けたようなリリスのナースコス、良さがある。窮地を脱したかと思えば更なる窮地、脱しないうちに重ねての窮地、これだけ主役を追い込めるのはすごい。魅力的なキャラが惜しげもなく投入されていて、もっと掘り下げた話が欲しい!という気持ちに。いつか続刊を読みたいので好きな物語を書き続けてほしい。応援してます。星:4.5/52023/07/05

真白優樹

10
世の中が日露戦争へ向かう中、サブナックの大印章を持つ者を探して魔界へ向かう今巻。―――人として、悪魔として。譲れない思いは皆同じ。 皆無が幼児化してしまったり、味方に裏切られたり。日露戦争にちょっとだけ手助けしながらも魔界へ向かう中、波乱とどんでん返しが続く巻であり、更に癖のある面白さが増す巻である。愛を繋ぎ告げて、向かうは日本を救う戦場。その戦場の先に何があるのか、それをいつか拝みたい次第である。彼等の見果てぬ旅路、そして戦いにいつか、安らぎの終わりが来ることを願いたい。 うん、とても面白かった。2023/06/04

くろ

6
読み終わりました。 これはちょっと凄いんじゃないかな。 いや、めちゃくちゃ凄いんじゃないかな。 怒涛に次ぐ怒涛の展開で何という勢いか! 色んな仕込みや伏線が次々に炸裂するからずっと楽しい。 ロボット大戦にはテンションぶち上がりました2023/06/09

みやしん

3
まさか一冊の中に武闘会が二つも入ってくるとは。才能とアイデアを一気にぶち込んだはいいが、再生スピードをランダム設定にされたDVDを見ているようで、眼の前の出来事はなんとか理解できても話しの前後の認識が困難。満を持して降臨した幼馴染ヒロインも蘇生役どまり?死んだり生き返ったりDB並みに命が軽い。2023/06/16

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