竹書房怪談文庫<br> 紀州怪談

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竹書房怪談文庫
紀州怪談

  • 著者名:田辺青蛙【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 竹書房(2023/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801935464

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内容説明

熊野、高野…神仏、妖かしが巣食う和歌山県のご当地怪談

「和歌山は妖怪の木乃伊が多いんだよ」各地に鴉天狗や人魚、雷獣が… (「人魚の思い出」より)


幼い頃、和歌山の古寺に住んでいた大叔父に連れられて見た人魚の木乃伊――。ホラー作家・田辺青蛙が、原体験から手繰り寄せた紀州・和歌山の怪異奇譚の数々!
・印南町にきた行商人から買った肉を食べ…「旅商人の肉」
・ある日突然、庭先に転がる何百もの蜜柑「みかんの神」
・瓶詰になった怪しい代物「妖怪を売る男」
・分厚いアルバムが落ちていて中身を見ると…「虫喰岩」
・登山道にあるたくさんの能面、そして現れた女が…「面の森」
そして、熊野街道を辿り紀南へ修行に来ていた陰陽師・安倍晴明の伝説とは!
海と山に囲まれ様々な妖怪や不思議が息づく和歌山、魅惑の裏ガイド!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よこたん

34
“手に残った、冷たい器の感触。庭から差す光、網戸にくっついたカメムシ。冷たい古い木の床と線香の香り。青やピンクの光をまき散らしながらくるくると回る盆灯篭。” 怖い話というよりは不思議に包まれるような感覚だった。果てしない大海原に面しつつ、すぐそこは山深き地である和歌山。得体の知れないものなら、いくらでも出てくる。出逢っても取り乱さない相手にならない、あやしい食べ物は口にしない、これ大事。七が不吉な数字だとは知らずゾッ。庭先に何百と蜜柑が落ちていた話と、命を絶った後もついてくるストーカーの話が不気味だった。2024/03/07

27
人魚、かわいいのが出てくると思ったのにミイラは可哀想💦妖怪の瓶詰め見てみたい。2023/06/15

こぺたろう

11
何となくまた読みたくなって、再読。怖い話と不思議な話が混在していて、読み進めるのに飽きがきません。私が和歌山に来たのは就職してからですが、こうした伝承に触れると、改めて紀州を面白く感じ、愛着を覚えます。2023/11/03

こぺたろう

11
「なまなりさん」の後に読了。怪異の話を続けて読みましたが、こちらの方が自分の好みでした。和歌山の怪談集ということで、馴染みのある地名や仏閣に纏わる話が盛り沢山。興味深く読めました。「山怪」好きな方にオススメします。2023/09/29

尾白

9
いわゆる『実話系』ではなく、民話的なお話が多く、珍しい感じでしたが、今も昔も地続きなんだと感じる不思議な一冊でした2023/07/24

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