ブレイドコミックス<br> 河畔の街のセリーヌ  3巻

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ブレイドコミックス
河畔の街のセリーヌ 3巻

  • 著者名:日之下あかめ
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • マッグガーデン(2023/06発売)
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  • ISBN:9784800013408

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内容説明

はたらきの連なりが、わたしたちを導いていく。 『月から来たような』少女・セリーヌは、老紳士・ルネから巴里の職業を体験し、記す仕事を任される。そのまま様々な職業体験を行い、いろんな人と触れ合うことで、人生の指針となっていた“先生”の教えが少しずつ霞んでいくことに気付き始め――・・・。 大変貌しつつある都市・パリで、わたしはわたしを見つけられるだろうか。 19世紀パリ風俗を美しく描写する歴史職業探訪記の終幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

悠遠

9
これで終わりなの?!えー、もっと見たかったなー。ちょっと説明不足なところもあってなんで?とかどういうこと?というのがあったが…乳母とか住み込みと持ち帰りの意味が…その辺はきっかけはあげるから自分で学びなよ!ってことなのかな。もうちょっと読みたい物語だった。2023/07/14

コリエル

8
完結。職業探訪を通してセリーヌが様々な階層の人々に触れ、その好悪に関わらず新たな識見を得ていく様子が心地よかった。知識を欲し、学び、思考してゆく中で彼女が受け取ってきたものを誰かに手渡してゆけたらとやんわり指向し始めたところで物語が終了してしまったのは残念だが、いつか続きがあれば読みたいな。2023/06/09

Reticle

7
前巻末に続き,エピクテトス「要録」とパスカル「パンセ」を軸にセリーヌの内的世界が探求される。パスカルは,自身の力の及ぶ内的世界における意志の絶対的な自由の希求したエピクテトスに学びながらも時に鋭く批判し,彼なりの意志の自由を確立した。叔母の教えを心の奥底に留めながらも,周囲の人々との対話を通して彼女にとっての意志の自由を追い求めるセリーヌの姿は,パスカルの相克に重なる。その道標となるのは,教授・エミールの言う「他者と共に知る力」(コンスキエンティア=良心)であろう。古典思想に新たな生を与える佳作。2024/04/13

幸音

7
最終巻。女子は女性的な教育だけとされていた時代。大学であんなにも多くの女子が学びへの乾きを露にして聴講していた姿が印象的。だからこそ、セリーヌが今まで叔母から学んでいたことは決して当たり前ではなかったことに気づく。叔母の友人だと知らずに、似ている雰囲気からか「先生」と口に出してしまうセリーヌがかわいい。キオスクの売り子で、客がそれぞれ好き勝手に言ってて面白かった。セリーヌが原稿を書いたり、大人に成長した先も読みたかったな。2023/06/11

蒼田 友

5
静かにただ静かに終わっていきました。「月からきたような」女の子はこれからどう成長していったのかな。2023/07/08

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