内容説明
四大公爵家の一つ、スペンサー家の公爵令嬢であるアサリアは、
皇太子のルイスに婚約破棄され、さらにはルイスと、彼の浮気相手である
聖女オリーネに嵌められ、処刑されてしまう。
死の瞬間の苦しみの中で――気がついたら二年前に回帰していた。
出席していたパーティで二年前のルイスとオリーネと再会し、アサリアは決意する。
親の決めた婚約になど振り回されず、今度は自分らしく、そして楽しく生きようと。
自らの人生を自ら歩むことを決め――悪女となることを決めたアサリアの新たな人生がはじまる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
33
皇太子ルイスに婚約破棄された上に、彼と浮気相手である聖女オリーネに嵌められ、処刑されたスペンサー家の公爵令嬢アサリア。死の瞬間の苦しみの中で気がついたら二年前に回帰していたやりなおしファンタジー。親の決めた婚約になど振り回されず、今度は自分らしく楽しく生きようと決意するアサリア。空回りしていた過去と決別して、冷静になってみるといろいろ見えてくることもありますね。オリーネの聖騎士になるはずだったラウロを専属騎士として、意趣返しもしっかりあって、危機を救ったアレクシスにもアプローチされてこれからが楽しみです。2023/06/04
りんりん
6
★★☆2023/06/14
尚侍
6
とっても面白かった。基本的にタイトル通りの内容ではありますが、復讐の内容がそこまで生々しくない割にスパイスが効いているものなので、気楽に読める上に読んでいて気持ちが良かったです。しいて言えば主人公と専属騎士の能力が高すぎるので、今のままでも充分無双できるじゃんと思わなくもありませんが、そのあたりまで含めて悪役令嬢物にあってほしいカタルシスが味わえるので、その手の展開が好きな方には楽しめると思います。復讐を遂げた後どのように話が進むかが楽しみなので、早く続きが読みたいですね。2023/06/13
bulbul
4
嵌められて処刑された公爵令嬢アサリアは何故か2年前に死に戻っていて……。アサリアが意外に真っ直ぐで、婚約者や浮気相手、格下令嬢を真っ向から叩きのめすのはストレスフリーで読みやすかった。それにしても王太子の馬鹿さ加減に気付かなかったのはイタい後悔だね。巻末の前世アサリアの死後の「ある復讐」にはスッゴく納得です。2023/06/09
菊地
2
主人公があまりに恵まれた環境と状況と能力を持っているため、「どうして1周目であそこまで一方的にはめられて破滅したん……?」と思ってしまうところはある。恋は盲目と言ってしまえばそれまでなんだけどさぁ。2023/07/06