創元推理文庫<br> その罪は描けない

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創元推理文庫
その罪は描けない

  • ISBN:9784488153168

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内容説明

「証明してくれよ、おれが犯人だと」銃を持って私立探偵ビル・スミスの家に押しかけてきた男はそう言った。彼の名はサム・テイバー。かつての依頼人で殺人者だ。収監された刑務所で絵の才能を見出されて仮釈放となり、現在は画家として活躍中。記憶も証拠もないが、最近ニューヨークで起きた二件の女性殺害事件は自分の犯行だと主張するサムの話の真偽を調べるため、ビルはサムと交流のある美術業界の関係者を相棒リディアと訪ねる。だがその矢先に、第三の犠牲者が……。必読の現代ハードボイルド〈リディア・チン&ビル・スミス〉シリーズ!/解説=吉野仁

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

54
殺人の罪で服役中に画才を見出され美術関係者の後押しで仮釈放となったサムが未解決の殺人事件の犯人は自分だ言い、それを証明してくれと依頼。称賛されているサムの絵はほとんどの人が嫌悪感を抱く暴力的なもので、サム自身、自分の中に暴力性が潜んでいると思っているのだ。自分が人を殺したと言い、それを証明してくれと依頼するというのは、かなり変わった展開ではある。だが、それほど難しい話でもなく、文章も平易なのに、あまり読み進まなかった。私にとっては、ぐいぐい引き寄せられるものがなかった。2023/09/19

Mc6ρ助

27
「南の子供たち」で久しぶりで読めたリディア&ビル、今回はWhoDoneItはなんとなく推定の範囲内だけど、依頼人の行動が予測不能にしてニューヨークの美術界が舞台でした。ビルのターンであるにも係わらずリディア母に1本な一冊でもありました。あとはFamily Business一つだと思っていたらThe Mayors of New York 2023/12/5に発売予定、S・J・ローザン御年73歳ますます頑張ってほしいのでありました。満足、満足。2023/07/02

tom

22
なかなかユニークな設定。人を殺したと思い込んでいる依頼人。彼は警察に行き、人を殺したと訴えた。でも、殺人の詳細を語ることができず追い返される。困ってしまってビルに証明を依頼するという次第。設定はユニークだけど、設定の故かコメディタッチの進行。このことが、ミステリーとしての残念な結果になったのではないかという読後感。このシリーズ、ずっと読んできて、久しぶりの新作だから期待は大きかった。でも、ちょっと残念だったかもという読後感。2024/08/16

まぶぜたろう

17
私はやはりインタビュー小説としてのハードボイルドが好きだと改めて感じた。本格とは異なる、余地を残した会話にワクワクする。■しかし本作はあまりにコージー。奇矯な登場人物とアメリカンジョークを連発する饒舌な探偵、整っているだけの謎解き、被害者が単なる記号でしかなく、結構な連続殺人であるにも関わらず緊張感のないぼんやりした展開が続く。この手を好む向きもあろうが私は嫌いだ。■リディアが主人公の時はコージー、ビルの時はハードボイルドという体裁だったシリーズだが、長いブランクを経て一体どうしちゃったの?(○○◯●●)2023/11/17

kyoko

17
第一作目刊行からもう30年になるのか。昨年一作目から全部再読したので、新作がひとしお嬉しい。ニューヨークはアートの街。このシリーズでも何度か美術関係のテーマがあったと思う。この度はとんでもない依頼。ぶっ飛んだ人たち。その中で正真正銘のクレイジーな人物。いや面白かった。ビルとリディアの関係は深まり、さらにリディア母との関係も変化してきてさらに面白くなってきた。次作が待ち遠しい。2023/07/20

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