創元推理文庫<br> 銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件/奇妙という名の五人兄妹

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創元推理文庫
銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件/奇妙という名の五人兄妹

  • ISBN:9784488579074

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内容説明

妻が奇妙な強盗事件に遭遇した。犯人はお金に興味を示さず、居合わせた人々から「もっとも思い入れのあるもの」を奪っていったという。以来、なぜだか妻の身長は縮んでいき……(『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』)。祖母の授けた不思議な〈力〉に悩まされてきた五人兄妹。ある日、祖母から〈力〉を消してやると告げられた三女は、ひと癖もふた癖もある兄妹たちを集めるために奔走する(『奇妙という名の五人兄妹』)。――おかしな運命が照らし出す、夫婦の、兄妹の、家族のつながり。カウフマンの輝きに満ちた小説世界を2冊合本で贈る。/解説=牧眞司

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひ  ほ

14
どうも話の世界観に浸れず次に待ってる方もいるので、銀行強盗の方だけ読了2023/07/14

カイワレ大根

13
奇妙という名の五人兄弟、ものすごく良かった。ものすごく。気に入って何度も読み返したいシーンが幾つもあって、ストーリーも終わり方も個人的に胸にじーんときた。祝福の意味も考察の余地ある。ダンボールの街のシーンは最高。何回も目を通したくなる。万人にウケるかどうかはわからないが、とってもかわいい人たちの物語。2023/06/28

maimai

8
読み終えてから随分時間が経ってしまって、細部をよく覚えていないのだが、面白かった。収録2編のうち、「銀行強盗に―」は出オチ、とまでは言わないが、こちらが期待した方向には話は深まらず、もうひと捻り(ひと深み?)欲しかった。「奇妙という名の5人兄弟」はとても好み。ずっとニヤニヤしながら読んでいた。2023/09/05

ふるい

6
どちらも、ざっくりいうと非日常的な出来事を通じて家族間の亀裂を修復してゆく話であるが、『銀行強盗〜』の方が変な話度が高くて好きかなー。2023/06/30

伽羅

1
ちょっと変だけど、面白い。どういうことなのかはっきりしていなくてもそうなることが納得できる。2023/10/22

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