内容説明
コロナ禍で医学・医療は多くの課題に直面した.一方,ビッグデータやAIなどの技術革新は医療に大きな変革をもたらすであろう.患者にとっての医療を考えつつ,日本医学会総会を機に各分野の専門家が今後を展望する.
目次
はじめに 春日雅人
Ⅰ 医学・医療を変えるテクノロジー
AIが切り拓く医学・医療 …………中村祐輔
ウェアラブル超高感度センシング技術が切り拓く医療イノベーション………染谷隆夫
期待される遺伝子治療………小澤敬也
Ⅱ 未解決の健康課題
未来のがん医療 ………宮園浩平
新興・再興感染症の脅威とその解決に向けて………進藤奈邦子
生活習慣病の未来と精密医療………春日雅人
Ⅲ 医療は社会をどう変えるか
Better Co-Being という視点から医療を考える………宮田裕章
未来の医学・医療と倫理――科学の進歩に社会は追いつくか………飯野正光
新型コロナの教訓から考える,未来に向けての地域医療………尾﨑治夫
「医の変革」座談会
春日雅人/門脇孝/宮田麻理子/山内敏正/[司会]松藤千弥
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
96
2023年現在、日本医学会総会を機に各分野の専門家が今後を展望する書。ウェアブルデバイスに於いては次世代型の皮膚型エレクトロニクスで生体情報の常時計測による健康維持が興味深く読めました。また、遺伝子治療は今まで有効な治療法が無かった病気を完治する可能性を秘めている治療だと。収束に向かっているコロナ禍から日本の医学•医療はDXを余儀なくされた。今後はI oT、AI、ビッグデータ、介護ロボットの実装を踏まえて変革していく事で締め括られています。個人的には各医療カルテをマイナンバーカードで個人管理させて欲しい。2023/03/27
zoe
18
2023年。日本医学会総会で時々出される岩波新書本。これは変革が主題。デジタルは人同士のコミュニケーションを厚くするため。個人履歴、説明、分析、解析技術の効率化。情報化と分析によって、必要なところに必要なお金を必要なタイミングで届ける。ガン医療の進歩。感染症、多因子疾患。倫理のお話、出生前診断技術や子宮移植。2024/01/28
pppともろー
3
AI、ウェアラブルなどのテクノロジーと医療。どちらにしろ人間が大切。2023/05/16
るい
2
ウェアラブル超高感度センシング技術が切り開く医療の変革、遺伝子治療、出生前検診、デザイナーズベビー。医療の最先端の世界観が、それぞれの著者によって解説されていく。「社会が科学に追いつかない」のは、こういった倫理と医療の問題だけでなく、コロナでも深く味わうことになった。2023/04/03
bwv851
1
GWASゲノムワイド関連解析、PRSポリジェニックスコア、ELSIなど知らない言葉が多かった。読めてよかった。2023/07/03




